2011-01-01から1年間の記事一覧

自然農的な適期と極意

自然農を実践していると、世間の常識通りにはいかないことが、 あらゆる場面で出てきますので、なにかと自分の判断が必要になります。 例えばネギ一つを取ってみても、通常は春先に種をおろして夏に定植するか、 秋に種をおろして夏に定植するのが一般的で…

「自然農という生き方」

ナマケモノ倶楽部の辻信一さんが、現代文化の新しい担い手である、 様々な分野の人たちと対話するシリーズ、ゆっくりノートブックの第8番、 川口由一さんとの対談をまとめた「自然農という生き方」を読みました。 僕自身が自然農に出会って、自分でも実践…

稲刈り日和

去年の10月中は、天気の悪い日が多くて、 稲刈りのタイミングも、うまく取りにくかったし、 刈り取った稲も、なかなか乾燥しませんでした。 それが今年は、気持ちの良い秋晴れが続いているので、 皆さん順調に稲刈りが進んで、脱穀、トウミも順調です。 …

巨悪が蠢くとき

日本ではいつものことですが、何か大きな事件事故が起きると、 それに身を隠すように、様々な巨悪の試みが蠢き始めます。 大切な議論が闇に隠され、邪悪な思惑がここぞとばかり闊歩する。 今回は3.11原発事件に紛れて、国のプライマリーバランスは放棄され…

縁カフェで食事会

南砺市の井波地区、八日町にオープンした「縁カフェ」ですが、 8月から毎月一回、持ち寄り食事会を開催しています。 オーナーは写真右下枠内の、うら若き川合英理子さんで、 僕が共同企画で始めたものですが、8月の食事会に集まったのは6人、 それが9月…

「虚構が事実を駆逐する」時代

3.11の原発事件がなぜ起きたのか?を考えるとき、 僕らはどうしても、9.11が何だったのかを考えます。 すでに多くの優れた科学者たちが、9.11の政府発表に対し、 虚構であるとして、再調査の必要を主張していますが、 その最もよくまとめられた、手短な映像…

秋植え野菜

今年の秋は、写真左から、ニンニク、キャベツ、白菜、大根、 写真にないもので、ニンジン、ネギ、小松菜などを植えました。 このうち大根や小松菜は、時期をずらしながら種下ろししたので、 もう食べていますし、ニンジンや白菜も来月から食べられるでしょ…

どこまでも恥ずかしい九州電力!

九州電力やらせメール問題に関して、郷原信郎さんを委員長とする、 第三者委員会の最終調査報告が、先月末には公に提出発表されています。 これを受けて昨日、九州電力の最終報告書が枝野経済産業相に提出されました。 ところがその内容を見た枝野大臣は、…

「DVについて法的支援を考える」

僕も所属しているNPO法人「Nプロジェクトひと・みち・まち」で、 「DVについて法的支援を考える」会があり、参加してきました。 東京ウィメンズプラザDV法律相談担当で、自立支援、医療関係者向け、 自治体職員向け、調停委員向けのDV研修講師を…

誰も排除されない社会へ

突然の島田伸介さん芸能界引退は何だったのか? 暴力団排除条例の施行に合わせて、何らかの思惑が働き、 関連する芸能界の実力者が、彼を辞めさせたのでしょうか。 テレビを見ない僕にとっても、気になるニュースでしたが、 ネット版の産経ニュースに載って…

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

2005年に発表されて、世界的なベストセラーとなった、 ジョナサン・サフラン・フォアによる長編小説の第2作、 「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」が翻訳され、 7月末にNHK出版から発行されたので、読んでみました。 視覚的な効果を多用…

ホッと一息

9月に参加したグラウンドワークの研修会で、使った経費10万円のうち、 8万5千円ほどが戻ってくる、経費計上の申請がようやく終わりました。 もちろん交通費や宿泊費を請求するだけなら、すぐに終わったのですが、 いろいろと報告書を書かなくてはなら…

トラスト候補地

9月のOJTでお世話になった、生態系トラスト協会のメンバーが、 能登半島でトラスト候補地の視察をすると聞いて、参加してきました。 UFOで有名な羽咋市の、羽咋高校で待ち合わせと言うことで、 南砺市の我が家からは、およそ2時間半の余裕を持って…

10月自然農学びの日

朝から気持ちよく晴れ渡って、自然農にはうってつけの日でした。 大人が十数人と子どもが5人ほど集まって、自然農学びの日です。 もちろん、子どもは自然農を教わるわけではなく、走り回っていて、 大きなカエルを捕まえて、ペットのようにかわいがってい…

400人の驚き!

ブログリンク(旧ファン登録)の人数が、昨日400人になりました。 と言っても、やめていく人もいるので、また減るかも知れないのですが、 一時的であれ、400人の人が登録してくれたことは嬉しい驚きです! 2005年にブログを始めたときは、一つの…

「世界国勢図会」

公益財団法人である、矢野恒太記念会が編集発行しているデータブック、 第22版で、2011年~12年用の「世界国勢図会」を読みました。 学生の頃には地理で習ったような、世界各国の情勢が一覧で紹介されており、 現在世界がどのような状況にあるかを…

第12回・協働のまちづくり条例策定委員会

9月中にも2回あったようですが、僕は他県で研修中だったので、 久しぶりに顔を出した「南砺市協働のまちづくり条例策定委員会」でした。 先日まちづくりの勉強会で、策定委員会の進捗状況は聞いていたのですが、 現状に飽きたらずに、新しいまちづくりを…

自家採種

少しずつですが、自家採種の野菜を増やしています。 交配種(F1)野菜の方が、成長は揃うのですが、 それだと毎回種を買わないと、野菜が育てられませんし、 買わないと手に入らない種では、変わっていてもわからない。 つまり、小松菜にチンゲンサイを交…

抗議する市民たち

このところ市民革命と言えば、チェニジアのジャスミン革命で始まった、 エジプトや中近東の長期独裁政権に対する、抗議の市民革命を指すようです。 この潮流は世界中に流れ込んでいて、中国では政府が頭を痛めていますし、 軍事独裁と言われるミャンマーで…

サンタの森・最後の講座

何年にも渡って山の自然農に挑戦してきた、サンタの森ですが、 今年はオーナーの加藤さんが亡くなって、後継者がはっきりせず、 来年の予定が立たないので、いったん終了することになりました。 今日はその最後の講習で、植えたものの収穫もしてきたのです…

今残しておきたいこと!

9月19日のNHK時論公論で、興味深い放送がありました。 「高齢者の暮らしの知恵を現代(いま)に」と題されたもので、 今のように消費物資に溢れていなかった、戦前の暮らしの知恵から、 将来の循環型社会に必要な、様々な生活の知恵を拝借しようと言…

秋の空

女心と秋の空とか、男心と秋の空とか、 どちらも言いますから、男心も女心も秋の空? この秋空は、お天気の変わりやすさも言いますが、 見方を変えれば、天高く澄み切って美しい! そんな心の有り様とも言えるから、イヤでもない。 しかもこの場合の、男心…

放送倫理は誰のものか?

日本のテレビ業界が、嘘ばかりで成り立っていることは、 3.11報道によって露呈しましたが、今も続いているようです。 先日もテレビ東京の情報バラエティー番組で、サトウキビ農家を取り上げ、 補助金を受けている農家の、優雅な暮らしぶりを紹介したところ…

秋の稲田

自然農の記事を書くのは久しぶりですが、 実際には、ちゃんと田畑には行っています。 ネギの種を蒔いたまま、研修へ行ったときは、 どうなったか心配でしたが、帰ってきてみたら、 ちゃんと芽が出て育っていたので、嬉しかった~! でもって、この時期の主…

飛騨屋のサイカチ(皁莢・梍)

町内会の三世代交流会として、近隣の巨木・名木巡りに参加しました。 去年と今年、ちょうど自然大好きなナチュラリストが、町内会長ですので、 こうした企画が提案されて、自然の中に出掛けることが多いのです。 しかも会長自身は、町の古い歴史のことも詳…

「ソーシャル イノベーション」

松行康夫、松行彬子、松行輝昌、三人の共著によって、丸善出版から、 今年の7月末に出版された「ソーシャル イノベーション」を読みました。 ちょうどグラウンドワーク・インターシップの研修に、参加した時期でもあり、 研修で学んだソーシャル インキュ…

増える永続地帯

安心安全で豊かな暮らしには、食とエネルギーの自給自立が必要です。 日本では、千葉大学倉阪研究室とNPO法人環境エネルギー政策研究所によって、 都道府県別の自給率ランキングと、市町村別自給達成率が公開されています。 その資料によれば、日本にはすで…

七福神で、お地蔵さん

三島研修と言っても、今回の研修会場は伊豆長岡にあって、 僕らは前もって決められた近くの温泉旅館に、4連泊しました。 研修は毎日9時からで、8時50分の集合となっており、 宿からの送迎バスが、8時40分には宿を出ます。 宿の朝食が7時半からで、…

源兵衛川の清流

三島での集合研修では、一日だけ屋外ワークがあり、 いくつかの選択項目の中から、僕が選んだのは源兵衛川でした。 この川は三島市の中心市街地にあって、元々は清流でしたが、 1970年代には、生活排水などによってヘドロ化していたとか。 それをグラン…

グラウンドワークの熱気!

昨年から、内閣府「地域社会雇用創造事業」の一環として行われている、 グラウンドワーク・インターシップの、三島集合研修に参加してきました。 9月13日の記事に書いた四万十川でのOJTや、個別の課題研修と合わせて、 最終的にいくつかの報告書を提…