2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

海とフキノトウと放射能

一昨日29日の午後、福島第一原子力発電所周辺の海水から、 安全基準の3355倍の放射性ヨウ素131が検出されたことを受けて、 さっそく原子力安全・保安院が、次のように安全だと話していました。 「原発から半径20キロの範囲は避難指示が出されて…

今年も「ほのぼのマルシェ」

去年に引き続いて、今年は27日(日)に、 第2回となる「ほのぼのマルシェ」が開催されました。 開催の10時過ぎに行ってみたら、去年の2倍のスペースに、 去年の3倍の人が、子どもも大勢集まって賑やかでした。 僕は今年は企画参加していませんが、自…

あきれた東京電力のリーダー

昨日は久しぶりに、今年初めての畑作業をしましたし、 地元の子育てグループによる「ほのぼのマルシェ」もあって、 ブログに書きたいことは、いろいろあったのですが、 東京電力の記者会見が、あまりにいい加減で不誠実なので、 今日はそのことを、どうして…

「ほんとうのエコカーをつくろう」

ゼロスポーツ代表取締役の、中島徳至が書かれた本で、 図書館で手に取ったら面白くて、借りて全部読みました。 環境のことを考えれば、将来の車は電気自動車がいいのですが、 その電気が原発に頼るのであれば、電気自動車も未来がない。 だけど彼の発想は、…

それでも原発推進?

大震災、大津波、原発事故と続いた日から2週間が過ぎました。 宮城県、岩手県の被災地では、少しずつ復興が始まっていますが、 福島県だけは、原発事故による放射能のために、復興どころか、 いまだに避難区域が拡大されかねない、深刻な状態が続いていま…

「懐かしい未来」を考える講座

このところ政府マスコミでは、想定外とか暫定基準とか、 にわかに新しい基準が、必要になったかのような騒がしさですが、 こうした事態を危惧する人は、以前から大勢いました。 したがって今回の原発災害も、来るものが来た!って感じで、 こうなる前に止め…

原子力安全委員会の安全とは?

今回の大地震と大津波、そして原発災害に関して、 至るところで「想定外」と表現されています。 しかし町が全滅した被災地で、全員が助かった小学校では、 避難訓練の時に、指導員の人たちが必ず言っていたことがある。 それは、 「自然災害がどこまで来る…

いよいよ内部被曝・・・

事故から10日が過ぎて、放射能漏れは高い数値のまま下がらず、 いよいよ野菜や源乳などの食物に、異常な放射能が検出され始めました。 そもそも被曝量に関して、政府や東電のコメントを聞いていると、 子供だましみたいに、多少浴びても大丈夫!みたいな…

春萌える畑

電気や水道がないと食事もできない、微妙な人々を後目に、 同じ被災地でも、山間の人たちは畑の野菜を持ち寄り、 薪を集め、沢の水を使って、助け合う避難生活をしています。 町では便利さを追求して、経済を拡大しようとするあまり、 オール電化を推奨して…

富山県内の避難民住処支援

東北関東大地震に対する、避難受け入れ情報です。 僕が住む南砺市では、すでに避難してこられた家族が、 知人を頼って、町内の空き家に入居されています。 南砺市から被災現場へ、支援物資を届ける人も出てきましたが、 これから一番必要になるのは、何かと…

新サンダーバード6号・7号・8号

僕がまだ小さかった子どもの頃、好きだった人形劇?に、 国際救助隊「サンダーバード」の活躍を描いたものがありました。 アメリカの大富豪、ジェフ・トレーシーが作ったレスキュー隊で、 人工衛星(TB5号)から、地球上のあらゆる大災害を監視しており…

平成の大疎開へ!

写真は富山市と立山連邦です。 今回の大震災に際して、僕たちに何が出来るか? それは、何をすべきか?と同じことでもありますが、 現地まで赴いて支援活動できる人は、限られているので、 どうしても義援金を出す!ってことになりがちです。 だけど冷静に考…

「城端町若杉集落を偲んで」

1966年に廃村となった、当時城端町の山外れ、 平野部と五箇山を繋ぐ要所であった、集落の歴史本を見つけ、 なにげなく読んだのですが、興味深く面白いものでした。 若杉集落と呼ばれたその場所は、加賀前田藩の時代に番所があり、 その頃からの歴史はわ…

がんばれ日本!

未曾有の大震災から、何日かが過ぎて、 世界の多くの国々から、様々な援助が始まりました。 韓国、中国、台湾、ロシア、アメリカなど、 普段は様々な懸案を抱えている、多くの国々から、 暖かい支援が届き、救援隊も続々と到着しています。 残念なのは、慢…

一編の詩

僕は現在20ほどのMLに参加して、毎日たくさんのメールを受け取ります。 今回の東北太平洋地域の大地震に際しても、様々な情報や意見が届きました。 情報の多くはマスコミ報道を超えるものではありませんが、いくつかの情報は、 マスコミに先駆けて知り…

おろかな原子力政策、慢心の帰結

福島第一発電所、今回右端の1号機が爆発しました! マグニチュード8.8となった、日本史上初の大地震で、 最大震度7を記録した宮城などでは、町全体が壊滅したようです。 さらに高さ7メートルの津波が、海岸沿いの狭い住宅地を襲い、 大きな家が簡単に押し…

メアが話したアメリカの本音

沖縄普天間基地の移転先を、一貫して辺野古として譲らなかった、 ケビン・メア米国務省日本部長が、問題発言をして更迭されました。 沖縄では、新聞の号外も出るような大騒ぎだったようですが、 日本政府は冷ややかで、大使館に電話で抗議しただけだったと…

「毎日かあさん」

西原理恵子さんの人気漫画「毎日かあさん」が、実写映画になって、 元夫婦の小泉今日子さんと永瀬正敏さんが、共演したことに引かれて、 富山県内唯一の上映館まで、遠路足を運んで観てきました。 と言っても、僕は基本的に新聞や週刊誌を見ない暮らしなの…

女性と政治

3月8日の国際女性デーに合わせて、 NPO「Nプロ」が「女性と政治」をテーマに楽集会を開催したので、 僕も「シャキット」の政治参画Pメンバーとして参加しました。 今回はゲストに野入美津恵さんをお迎えして、話をしていただき、 そのあと参加者で、リ…

春はまだ遠く

ようやく溶け始めた雪が、また降り始めています。 春はもう少し先へ、遠のいた感じですね。 それでも春に向けて、野菜の種や苗の準備が始まり、 これからはブログに当てられる時間も、短くなります。 日曜日の勉強会で、いくつかの大切なことを学びました。…

2011年、富山自然農を学ぶ会

今年も「富山自然農を学ぶ会」で、春の全体集会がありました。 集まったのは、大人20人くらいに子どもが6人ほどで、 嬉しいことに、春にはまた一人赤ん坊が増えると聞いています。 自然農や自然食の人々に、少子高齢化などなさそうだけど、 妊娠、出産、…

「夏至の森」

アメリカの代表的な、ファンタジー小説作家、 パトリシア・A・マキリップの新作「夏至の森」を読みました。 すでに世界幻想文学大賞、ローカス賞などの賞を取っている作家なので、 力量があるのはわかっていたのですが、独特の世界が面白い。 日本でもファ…

「これからの日本社会と新しい福祉の方向」

毎年この季節に行われている、高岡法科大学での富山県寄付講座ですが、 今年は「現代社会の抱える諸問題と展望」として、興味深い講義がありました。 その一つは、「これからの日本社会と新しい福祉の方向」と題して、 元環境事務次官の炭谷茂さんが、実践…

精神を病む社会

~2009年、日本人の年代別死因~ (20代死因のトップは自殺です) 警察庁の自殺統計によると、今年は前年比3.5%減少したものの、 13年連続で3万人を超えた、3万1690人だったとのこと。 特に昨年は、改正貸金業法の完全施行によって中高年の負…

おひな様

また少し寒さがぶり返していますが、 3月は風の春で、空気が心なしか暖かい。 明日は桃の節句のひな祭りですから、 あちこちで、雛人形も飾られています。 僕が子どもの頃には、5段飾りがあたりまえで、 6段7段の豪華な雛飾りも、たくさんありました。 …

となみ散居村を学ぶ

山中峯太郎著『敵中横断三百里』にある樺島勝一の挿絵から 昨年の8月から、となみ散居村ミュージアムで開かれていた、 7回連続の学習講座が、2月26日の記念講演で終了しました。 この連続講座はいつも面白くて、何度か参加していましたし、 今回も「と…