春萌える畑

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電気や水道がないと食事もできない、微妙な人々を後目に、
同じ被災地でも、山間の人たちは畑の野菜を持ち寄り、
薪を集め、沢の水を使って、助け合う避難生活をしています。
町では便利さを追求して、経済を拡大しようとするあまり、
オール電化を推奨して、人間を無能力化した挙げ句に、
手に負えない原発から、町中に放射能をまき散らす。

地震は自然災害だけど、人間がもう少し謙虚であれば、
これほどの被害にならずに済んだのでは?と思ってしまう。
そんな人間の愚かさを後目に、大地は確実に春になって、
畑にも新しい命が芽生え、確実に育ってきていました。
もうすっかり雪はなくなった、僕らのささやかな畑にも、
春の気配は色濃くて、次々に野菜が芽を出し育っています。

左上は、僕が今年の重点作物の一つにしているタマネギで、
右上がニンニク、左下がネギで、右下は大根の様子です。
昨日の午後に撮った写真ですが、このほか冬越しの野菜には、
白菜やキャベツ、ニンジン、ブロッコリーなどがあって、
新しく芽を出したものとしては、インゲン豆なども元気です。
別の場所には、そら豆や菜花も育ち始めていました。

まだ気温が低い日が多く、畑に下ろせるものは少ないから、
家に中にポットを用意して、ピーマン、ナスなどを撒き、
もう少し暖かくなったら、ジャガイモと一緒に土に下ろす。
何があろうと、自然が健康でさえあれば種を蒔いて、
作物を作って育て、海の幸や山の幸と一緒にいただく。
自然さえ健康であれば、人は幸せを求めて生きられます。

問題を起こさない生き方として、大自然に謙虚に向かい、
自然界の愛に添って、命を育んで幸せになっていく。
オール電化がしたい人は、好きにすればいいのだけど、
そのために原発だとか、問題を起こして欲しくない。
問題を起こすなら、節約して暮らす方が気持ちがいいし、
その方が人間力も健全に育ち、幸せだって増えるでしょう。