2011年、富山自然農を学ぶ会

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今年も「富山自然農を学ぶ会」で、春の全体集会がありました。
集まったのは、大人20人くらいに子どもが6人ほどで、
嬉しいことに、春にはまた一人赤ん坊が増えると聞いています。
自然農や自然食の人々に、少子高齢化などなさそうだけど、
妊娠、出産、育児世代が、健全な食べ物に関心が深いからでしょう。

去年と同じく、今年も富山県内の「学びの場」は3箇所として、
僕らの「頼成」の他には、「大玉生」と「上市」に設定されます。
頼成はほぼいっぱいですが、そのほかの二箇所は空き場所があるので、
これから新規の希望者も、参加できる状態にしてあります。
学びの場では、毎月一回石黒さんによる農作業の指導があるほか、
集まったみんなで、自然農の考え方の勉強会などもしています。

東京では雪まじりの霙も降って、寒い一日になったようですが、
富山ももちろん寒く、それでも一日雪は降らずに雨でした。
会場になった部屋には、大きなガラス張りの窓があって、
外には広々とした空き地や、山裾に田園が広がっているのですが、
そこにはすっかり雪が無くなっていて、萌える緑が鮮やかです。
もうすぐ春ですね~! って心が浮き立つ季節になりました。

会場が八尾だったので、井波への帰り道に山中を通ったら、
道の両側や空き地には、やはりまだたくさんの雪が残っていました。
その多くは、道路を除雪したときに積み上げられたもののようで、
自然に降り積もった雪は、山地でも少し地面を見せ始めているのです。
今週はまたしばらく寒い日が続いて、場所によっては雪の予報で、
この寒波が去れば、いよいよ春本番になるでしょう。

10年前とは違って、農薬を大量消費する田畑は減ってきており、
自然農を実践する人はまだ少ないけど、関心を持つ人は増えました。
仲間のうちには、自然農で生計を立てようとする若者もいて、
いよいよ新しい農の時代が、始まりそうな感触さえしています。
僕も今年は、もっと生産に力を入れようかと考えています。