平成の大疎開へ!

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写真は富山市立山連邦です。
 
今回の大震災に際して、僕たちに何が出来るか?
それは、何をすべきか?と同じことでもありますが、
現地まで赴いて支援活動できる人は、限られているので、
どうしても義援金を出す!ってことになりがちです。
だけど冷静に考えてみれば、住処を失った避難者にとって、
復興活動をするにしても必要なのは、住むところでしょう。
特に子ども連れの人は、子育て環境が必要です。

そこで富山県では、避難民の受け入れを考えて、
現在体制作りを始めているようですが、ここ南砺市でも、
まず知人親戚など、地元に知り合いがいる人から受け入れる。
そんな話が、現在急速に形を整えつつあります。
テレビやインターネットを通して、情報を見る限り、
今回の大震災は、簡単に復興できるものではなく、
避難民は避難所を出ても、行く先のない人が大勢になる。
そんな人たちを少しでも、受け入れようと言う話です。

この話は市民の中から出て、行政を巻き込みつつありますが、
すでに移住してきている人もあり、待ったなしの状況です。
そこで今のところ、まず市の協働課と「地創研」が窓口になり、
家や部屋を提供して、受け入れられる人を募る。
同時に、南砺市に縁のある親類知人からはじめて、
希望する人は、可能な限り受け入れようとするものです。
同じ日本人ですから、海外からの難民と違って、
受け入れに、大きな問題が生じることもないでしょう。

疎開」は、もとは戦争用語なので嫌う人もいますが、
何か適当な他の言葉があれば、置き換えてもらって構わない。
肝心なのは、住処を失った家族に緊急に住処を提供することで、
頑強な山に囲まれて、地震や台風などの自然災害の少ない、
富山県に来ていただいて、暮らしを立て直してもらうことです。
幸い南砺市には空き家も多く、人口も減っていますから、
避難民の移住で、有効利用することが可能です。
そうでなくても、僕らには受け入れる力があるのです。

まだこれ以上の情報を、お知らせすることはできませんが、
被災難民の皆さんで、南砺市に縁のある人がおられましたら、
是非一度南砺市に、南砺市に縁がなければ富山県の窓口にでも、
相談していただければ、助言をしていただけると思います。
僕は被災地まで、復興のお手伝いには行けませんし、
大した義援金も出せませんが、疎開活動にはお手伝いできる。
無理なく自分たちにできることから、始めたいと思い、
僕が選んだのが、こうした活動のお手伝いです。

やがて日本中の多くの場所で、受け入れが始まりますから、
住居を失って、行く当てのない女性や子連れの人は、
遠慮なく、無事で元気な地域の窓口に相談されるといいのです。
富山県は既に、南砺市もまもなく正式に受け入れ始めるから、
頑張って、明日を生き抜いていただきたいと思います。

頑張ろうニッポン!