稲刈り日和

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去年の10月中は、天気の悪い日が多くて、
稲刈りのタイミングも、うまく取りにくかったし、
刈り取った稲も、なかなか乾燥しませんでした。
それが今年は、気持ちの良い秋晴れが続いているので、
皆さん順調に稲刈りが進んで、脱穀、トウミも順調です。

おかげさまで僕の田んぼも、心なしか稲の出来具合も良く、
今のところ赤米、黒米、韓黒米の収穫を終えました。
明日には、野毛赤米、イセヒカリなどの稲刈りをすれば、
残るはトヨサト、ミドリ米、それに香り米だけになります。
10月下旬にもなれば、天気の崩れが心配ですけどね。

気持ちの良い田んぼは、平日にもかかわらず次々人が訪れて、
秋晴れの青空の下で、それぞれの農作業をしていきました。
向かって左側の人は稲を束ねているところで、右側が稲刈り中、
真ん中の作業は、昭和初期に作られた手回しトウミです。
僕は小屋の中で、足踏み脱穀機を動かしていたところ。

余計な動力機械を使わないので、スピードは遅いですが、
大きな機械や、他国に頼る燃料を使わないで済むメリットがあり、
さらには人手を使うので、人間の健全な暮らしを育てます。
人間は手足全身を動かすことで、心身を気持ちよく生きられるのに、
ここにない物ねだりで、余所から買ってくる必要もないでしょう。

気持ちよく晴れ渡る青空を感じながら、農作業をするのは、
それ自体幸せの姿ですし、これで日々の食べ物が手にはいる。
こんなに有り難い暮らしが出来るのは、自然の恵みのおかげです。
命の多様性を大切にして、自然界の循環を外さない農をすれば、
農薬や化学肥料なんかなくても、人が食べるものは手に入る。

春と秋に一生懸命働いて、暑い夏や寒い冬は仕事を控えて、
愛する人や家族と、仲良く温泉にでも入りながら暮らせばいい。
それが出来るのが、恵まれた自然環境の日本国です。
働くことが好きな人は、一年中でも働けばいいでしょうが、
ゆっくり人生を味わって暮らしたい人は、自然農がいいでしょう。

大きなお金にはなりませんが、何よりも安心安全な食べ物で、
自由に自分の采配で、好きなように生活を味わって暮らせます。
自分が人生にどんな生活を望むのか、よ~く考えてみれば、
のんびり農的自給暮らしが一番で、お金もなるべく欲しくない。
同じ思いの家族や仲間がいれば、それが充実の基本ですね!