秋植え野菜

イメージ 1
 
今年の秋は、写真左から、ニンニク、キャベツ、白菜、大根、
写真にないもので、ニンジン、ネギ、小松菜などを植えました。
このうち大根や小松菜は、時期をずらしながら種下ろししたので、
もう食べていますし、ニンジンや白菜も来月から食べられるでしょう。
だけどニンニクやキャベツ、ネギなどは、来年用に植えたものです。

このあとエンドウ豆なども種下ろししますが、これも来春用で、
畑ではもうしばらくすれば、サツマイモや里芋の収穫が始まります。
黒大豆は半分収穫してあるし、このあと鞍掛豆やエゴマの収穫もあって、
今月一杯は、稲刈りなども含めて、忙しい日がまだまだ続きます。
最後はミドリ米とトヨサトの収穫、脱穀、籾摺りをして収穫も終わり、
今年は12月10日が、僕らの収穫感謝会になる予定です。

ひどく暑い日や寒い日があって、天候不順な年ではありましたが、
それでもなんとか、季節の巡りに合わせて作物をいただくことが出来る。
自然界の懐の深さを感じずにはいられませんが、先行きは心配です。
それぞれどんな地域でも、循環型の生活が回っていくためには、
自然界が健康である必要があり、そうすれば僕らは食べていける。
そうわかっているからこそ、原発よりも自然保護だったのですが・・・

先日から、僕らが住む井波の近郊で自然農をやりたい人が何人か、
チームを組んで、農地を少し借りる交渉を始めているのですが、
実際にはたくさん農地が空いているにもかかわらず、交渉が進まない。
その理由は、僕らが自然農をやろうとしていることにあるようで、
近郊ではなく、山間に放置された田んぼを打診されたりしています。
だけど今回は、子育てグループの人が中心になりそうなので近場がいい。

すでにサンタの森で経験したことですが、山間の田畑では日中でも、
母子連れだけでは恐い感じがするので、どうしようもないのです。
そこで今回は、農家でまちづくりにも積極的に参加されている人に、
町の近郊での農地を、紹介していただこうとしているのですが、
みんなと同じでない農法では、貸していただくのが難しいのです。
これでは新しく農的暮らしをしたい人には、敷居が高すぎるでしょう。

多くの過疎地と呼ばれる田舎では、空いている家や田畑がありながら、
それを使って新しいことを始めたい若者には、使わせてもらえない。
今まで通りの使い方で、今までの文化を継承して欲しいのでしょうが、
残念ながらそれでは新しい人を呼び込むのは、難しいのです。

人が余所の土地へ行くのは、新しいことをしたいからですからね。
新しい農を受け入れる用意さえあれば、これからでも人は来るのですが・・・