10月自然農学びの日

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朝から気持ちよく晴れ渡って、自然農にはうってつけの日でした。
大人が十数人と子どもが5人ほど集まって、自然農学びの日です。
もちろん、子どもは自然農を教わるわけではなく、走り回っていて、
大きなカエルを捕まえて、ペットのようにかわいがっている子もいます。
暑くなって服を脱いでいる子もいましたし、ともかくみんな元気です!

大人たちは石黒さんのお話を聞いて、今日は稲刈りの話が中心でしたが、
畑の手入れの実習もやっていましたし、自然農的世間話も賑やかでした。
僕ら古株は、話を聞いたり、自分の田畑の手入れをしたりしながら、
こうして集まる人たちの雰囲気を、楽しんでいると言えるでしょう。
この場所自体は、十数人が参加して自然農をやっているのですが、
普段は一人か二人の作業が多くて、大勢集まることは少ないのです。

ここの田んぼは、じっくり稲を育てる人が多いので早稲品種は少なくて、
やや遅いイセヒカリを中心に、晩稲のトヨサトやミドリ米まであります。
特に僕は古代米だけでも、赤米3種、黒米2種、香米、ミドリ米を作るので、
一番早い大正餅から一番遅いミドリ米まで、一ヶ月以上かかる稲刈りです。
最後は11月上旬になって、それからハサ干しをするわけですから、
全部の米が脱穀を終わるのは、11月下旬までなってしまいます。

その間には、小豆や大豆、鞍掛豆など様々な豆類の収穫がありますし、
エゴマやサツマイモ、大根、里芋なども、この時期が収穫期になります。
どちらにしても、冬に備えての収穫はなんだか心が嬉しくなる。
やっぱり食べ物をたくさん収穫できるこの時期は、幸せな季節ですね。
なかでも稲は、半年かけて育てて、一年間食べられるのだから嬉しいし、
無農薬、無化学肥料で、全部手作業の米は、どうしても美味しいのです♪

最近は自然農に関心を持つ人も増えたので、高岡の「ひとのま」でも、
座学としての、自然農の勉強会をしているのですが、それがご縁で、
この「学びの場」へ来る人もいれば、自然農を始める人も出てきました。
これからさらに、生き方としての自然農に関心を持つ人が増えれば、
世の中の価値観も、少しずつ落ち着いてくるだろうと思います。