#倫理学

「美味しんぼ」騒動

この十数年間に、雑誌は1冊しかかったことがありませんが、 そんな僕でも雁屋哲さんの「美味しんぼ」は、よく知っています。 その「美味しんぼ」で、原発事故の放射能汚染地帯へ行った主人公が、 鼻血が出たり、ひどい疲労感に悩まされる話が出たところ、 …

視線による会話

日本の文化では、視線は大切な要素です。 特別に好きあった男女か、親しい関係でないと、 視線を合わせただけで、眼付けと言って嫌われます。 街でうっかり視線が合えば、さりげなく逸らすし、 相手をジッと見るのは、失礼な行為でさえある。 ところがこれ…

フクシマは今・・・

「放射能はコントロールされています」 新聞テレビのニュースから、福島原発の名前は消えました。 今年3月11日の、津波3年目の特集においても、 放射能汚染が、その後どうなっているのかを知らせるものは、 ほとんど無くなり、多くの人は忘れたがってい…

詐欺的な経済成長

先日、戻らないキャッシュバックの話をしたら、 いろいろなアドバイスを、いただくことになりました。 基本的には、私が契約書などをちゃんと確認して、 それを持って消費者センターや、親企業に訴えれば、 しかるべき対応をしてもらえるはず、と言うもので…

バレンタインディに・・・

昨日はバレンタインディ、と言うことで、 チョコレートを使ったケーキを、いただいて、 さらにハート形のコロッケを載せた、小松菜カレーです。 僕が商業宣伝に乗っかったイベントが、好きではないのを、 彼女は知っているので、手作りしてくれたものです。…

地下水に広がり始めた汚染

誰も責任を取らなかった、おぞましい福島原発事故は、 無責任なままに2年半が過ぎて、事態は深刻化の一途です。 何しろ誰も責任を取らなくて良いのですから、何でも有りで、 無責任体質は今も続き、放射能のだだ漏れは深刻なのです。 これまでのところ、事…

いつだって、クライシス!

このところ子育て関係の話題が、多くなっていますが、 今日は夫婦の関係として、産後クライシスを考えてみました。 と言うのは先日見たネット話題で、夫婦の離婚というのは、 子どもが出来て2年目までが多い、その理由というのが、 妻が子ども中心になって…

瞬間最大風速 105m/sの台風

(クリックで少し大きく見られます) 先日フィリピンを襲った台風は、想像を絶するもので、 瞬間最大風速は、105mだったと聞いています。 いったいどれほどの風なのか、うまく想像できませんが、 僕は以前に石垣島で、瞬間最大風速60mを体験しました…

食材偽装が収まらない

有名ホテルのレストランを中心に、食材偽装表示が指摘され、 名だたるホテルグループで、次々に偽装の謝罪が行われています。 「芝海老」と表示したメニューで、バナメイエビを使用したり、 「車海老」との表示では、ブラックタイガーが使用されていたり、 …

「お母さんのための(女の子)の育て方」

姫を得て8ヶ月半になり、今後の育て方を考えると、 世間一般の人がどのように育てているのか、気になります。 そこでちょうど、「花まる学習会」の高濱正伸さんが書いた本、 「お母さんのための(女の子)の育て方」が手に入り、読んでみました。 副題に …

子だくさんはDVなのか?

先日の辛淑玉さんとの意見交換の時に、気になる発言がありました。 「貧乏子だくさんは、幸せのはずがない、女性に対するDVだ」 と言うものですが、はたして本当にそうなのでしょうか? 僕は男性なので、推し量りがたいものもありながらも考えてみました…

デンマーク人とJante Law(ジャンテロウ)

様々な調査で、世界一幸福とされるデンマークですが、 この国の人たちの暮らしは、僕らと何が違うのでしょうか? 以前から関心があったところへ、最近興味深いことを聞きました。 それはおよそ80年前に説かれた、Jante Law(ジャンテロウ)の教えで、 こ…

切り捨てられる人たち

2020年のオリンピックが、東京に決まり、 東京都や経済界、マスコミは大喜びをしています。 僕は喜んで良いのかどうか、慎重に考えたのですが、 安倍首相の「安全宣言」は、やっぱりあまりにも危うい。 放射能は、完全にコントロールできているだなんて…

恐ろしい食品添加物

今日の午前10時過ぎから、社会福祉センター3階ホールで、 安陪司さんの講演があったので、話を聞いてきました。 彼の著書「食品の裏側」は、70万部を越えるベストセラーとなり、 日本ばかりでなく、中国、韓国でも翻訳出版されています。 彼は食品添加…

優勝1億円より、妻の出産

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 米男子ゴルフツアー、カナダ・オープン(カナダ・オークビル) で27日、前日の第2ラウンドまで単独首位に立っていた ハンター・メーハン(米)が妻の出産を理由に突如棄権した。 ーーーーーー…

騙される側の責任

参議院選挙が始まっていますが、またしてもこの国に軍隊を持たせ、 戦争の準備をしようとする人たちが、過半数を超えそうな勢いです。 はたして有権者の人たちは、それを望んでいるのでしょうか? もっともらしい言葉に騙されたくて、事実に目をつむるので…

ただちに影響はなかった・・・けど

福島第一原発の事故の後、政府がしきりに言ったのが、 「ただちに影響はない」で、耳に焼き付いています。 なるほど、ただちに影響はなかったのかも知れませんが、 2年経って見ると、その影響が少なからず見えてきました。 予想されたことだとは言っても、…

おっぱいから見える日本

僕らは最初から自宅出産で、自然分娩を望み、 母乳育児をするつもりで、準備をしてきました。 それは当たり前のことだと、思っていたのですが、 実際に自宅出産を、引き受けてくれる助産士は、 富山県内には、さかえ助産士さん一人でした。 病院出産全盛の…

お七夜でした

昨日は、生まれた子どもの最初の節目になる、お七夜でした。 平安時代に始まったとされる、子どもに名前を付ける儀式ですが、 無事に七日目を迎えたことで、社会の一員になるために、 名前を授けて、周囲の人にも認知してもらう日でもあります。 祝い方は様…

12月なのに大雪です

一昨日の夕方に降り始めた雪は、断続的に続いて、 今朝までに、けっこうな雪が降り積もりました。 雪国でこの程度の雪なら、問題は無さそうですが、 今はまだ12月20日前なので、問題が生じています。 僕の住む町中の融雪装置は、水利権の関係があって、…

日本人の人権

日本の国内で、人権に関するニュースを聞いていると、 中国のチベット民族に対する人権蹂躙や、ティモールの話し、 あるいはイスラエルによる、パレスチナ人への迫害など、 海外の話ばかりで、日本の国内には問題がないかのようです。 ところが国連の人権を…

女の視点

最近は防災計画などで、女の視点を問われることが増えました。 男女平等参画推進委員会などが中心になって、自治体の防災計画などに、 女性の視点を取り入れなければ、問題だというわけです。 しかしこの女性の視点とは何かを どこまで考えているのか、 ど…

「大往生したけりゃ医療とかかわるな」

図書館の受付に立ててあった本ですが、面白そうに思えたので、 急遽他の本と一緒に借りて、一気に読み通してしまいました。 幻冬舎新書シリーズ、老人ホーム診療所の医師中村仁一さんの著書。 副題に“「自然死」のすすめ”とあって、現代医療に対する警鐘と…

鈴虫の音色

このところ涼しくなって、夕方頃から虫の鳴き声が聞こえます。 いくつもの虫がそれぞれに鳴くのですが、よく聞いていると、 キリギリスやコオロギに混じって、かならず鈴虫の音色が聞こえる。 しかもすぐ近くで聞こえるのは、家の中で鳴いている様子です。 …

鎌田實さん講演会

「南砺市民大学講座&なんと市民学遊塾綜合開講式」を兼ねて、 “「がんばらない」けど「あきらめない」 ~命を支えるということ~” と題した、鎌田實さんの講演会があったので行ってきました。 屋外が気持ちの良い快晴だったし、近隣で他のイベントもあった…

子どもが産まれずらい社会から

少子高齢化が問題とされて、久しくなりますが、 この傾向は一向に改善しないどころか、また新たに、 最近では不妊に悩む夫婦が、増えていると聞きました。 女性の社会進出が、もてはやされたのはいいけど、 社会は女性にも、男性と同じ労働条件を求め、 そ…

仲むつまじく

今月に新婚旅行も兼ねて、日本を訪問されたブータン国王夫妻ですが、 被災地福島や、日本仏教の代表的な観光地である京都などを回られました。 東京の慶応大学では、国民総幸福量GNHを世界に広めた功績などを称えて、 名誉博士号などを授与され、講道館…

放送倫理は誰のものか?

日本のテレビ業界が、嘘ばかりで成り立っていることは、 3.11報道によって露呈しましたが、今も続いているようです。 先日もテレビ東京の情報バラエティー番組で、サトウキビ農家を取り上げ、 補助金を受けている農家の、優雅な暮らしぶりを紹介したところ…

心頭怒髪天の人

テレビを見ていた時代には、専門家と言えばろくでもない人間と思っていましたが、 ネットでニュースや情報を見るようになると、必ずしもそうではないとわかってきます。 原発事故に対する対応なども、「まだ大丈夫、まだ大丈夫」なんて言っているだけで、 …

依存と自立と依存症

高岡市の市民企画講座で「暴力で解決しない社会を」 と題する、興味深い講座があったので、行ってきました。 1回目の昨夜は「DV加害者の現状を知る」として、 石川県こころの健康センター、清田吉和さんのお話です。 世界的には10年ほど前から、日本で…