#その他人文科学

「スーパーセンス」

「人は生まれつき超科学的な心を持っている」 と副題が付いた本「スーパーセンス」を読みました。 本質主義(エッセンシャリズム)と超自然信奉の関わりで、 公開講座「殺人鬼のカーディガン」が国際的に有名になった、 児童発達と認知神経科学の研究者ブル…

田中優さんの話

東京電力による、福島第一原発の事故を受けて、 このところ田中優さんの講演が、大人気になっています。 昨日は午後に、金沢市の兼六公園に近いKAPOの二階で、 夜は野々市町文化会館フォルテ大ホールで、講演があり、 今日も午後から、石川県地場産業振興セ…

作られた無縁社会

去年から今年に掛けて、NHKでは無縁社会を特集していました。 それに合わせるようにして、民放や新聞でも無縁社会が取り扱われ、 いつのまにか現代の日本は、無縁社会になってしまったのですが・・・ 何だかこの議論には、釈然としないものが含まれてい…

キャッチ・マジック

富山県民生涯学習カレッジ、富山県立志貴野高校、 高岡市立図書館、高岡市男女平等推進センター、 高岡市教育委員会生涯学習課、等が実行委員会を組んで、 今年も「ウイング・ウイング祭」が開かれています。 日程は5日(金)~7日(日)の三日間ですが、…

せつない恋景色

「恋景色」と言っても、演歌の話ではありません。 NHKの番組「ためしてガッテン」を見て、思ったことですが、 昨日のテーマであった「ダイエット」の話でもありません。 番組を見ていて考えたことは、いわゆる脳科学、 男と女の「脳の違い」からくる、考…

「沈黙の海」

スウェーデンのジャーナリスト、イサベラ・ロヴィーンが、 世界の海で激減する食用魚と漁業の関係について書いた「沈黙の海」。 これがスウェーデン・ジャーナリスト大賞と環境ジャーナリスト賞を受賞。 高い評価を得た彼女は、今年欧州議会選挙に立候補して…

干せたのに干せなかった梅

昨日から雨が上がって日が射し、 そろそろ梅を干そうかなと思ったら、 天気予報では、やがてまた雨が降る予報です。 しばらく外用事で出掛けることが多いので、 外出中に雨が降りだしては困ると思って、 干したい梅を、ガマンして干さずにいます。 だけど昨…

七 夕

自然農園へ行く途中に、七夕飾りがあるのを見ていて、 どんな人が飾っているのかな?と思っていたら、 今日の農作業の帰りに、母子連れがいるのを見ました。 僕が子どもの頃には、兄弟三人だった我が家でも、 こんな七夕飾りを作ったような記憶があるけど・…

男女平等・共同参画基礎講座

多くの市町村にもありますように、 高岡市には、男女平等推進センターがあります。 そのセンターを中心に、様々な取組があって、 今回僕は、男女平等・共同参画基礎講座の、 《ステップアップコース》を手伝うことになりました。 「あなたの元気が高岡を創る…

「大量監視社会」

夏旅の間に3冊の本を持ち歩いていましたが、 読み終えたのはジャーナリスト山本節子さんの一冊だけで、 「大量監視社会」(誰が情報を司るのか)というものでした。 情報社会と言えば聞こえはいいのですが、こと日本においては、 個人の人権意識が低いため…

「人生を変えた5つのメール」

僕がもっとも苦手とする企業内教育のエキスパート、 濱田秀彦さんの「人生を変えた5つのメール」を読みました。 文章は読みやすいし、話はどこにでもある自分小説風で、 入社二年目で一番下っ端の営業社員の生活が描かれています。 成績も上がらないし、毎…

「運命におまかせ」

森田健という人の「運命におまかせ」を読みましたが、 正直言って、奇妙な本だなあ!と思いました。 「運命に身をゆだねれば、幸せの方からプロポーズ!」 というキャッチ・コピーはわからないではないのですが、 何をもって幸せとするかが、どうも共感でき…

日本社会文学会

こうした学会があることも知らなかったのですが、 富山で初めて、全国大会が行われることを知って、 富山大学での研究発表会を、聞きに行って来ました。 社会と文学の繋がりをどのように捉えているか、 環日本海の出来事としても、おおいに興味がありました…

「フラット革命」

最近ウィキペディア (Wikipedia)に関してのニュースで、 厚生労働省の職員が野党議員の記事を書き換えていた事が判明した! と言う、お役所の世論操作を思わせる興味深いものがありました。 いわゆる阿部内閣が好きな「第三者機関による検討」と同じで、 年…

原発に見える「不都合な真実」

最近お会いした多くの人から受け取った、考えさせられるポイントを、 忘れないうちに、少し整理して書いておくことにしましょう。 内容のほとんどは、普段から気付いていることが多いのですが、 たとえばマスコミ報道の偏向性について、ゆみさんが話されたの…

「下流志向」

フランス現代思想が専門で、神戸女学院大学教授の内田樹さんの著書、 「下流志向」を、友人の薦めもあって読んでみました。 この副題がたくさんあって、「学ばない子どもたち、働かない若者たち」 「リスク社会に生みだされる大量の弱者たち」「自分探しの果…

「世界から貧しさをなくす30の方法」

今の世界にはいくつかの大きな問題があります。 それはほぼ、最近50年間に人間が作り出した問題で、 過剰な開発と金融経済による負の遺産とも言えるでしょう。 世界の問題だなんて、あまりにも大きすぎて、 無力な一市民の自分には関係のない話だと思うな…

「男女の怪」

養老孟司さんと阿川佐和子さんの書き下ろし対談本で、 「男女の怪」と書いて「オス・メスのカイ」と読みます。 題名から見て、恋愛話でも書いてあるのかと思ったら、 ほとんどまったくそんな内容の本ではありません。 いや、たしかに目次を見ているかぎりで…

「ことば」

チョムスキーの言語学に触発されて、 「ことば」そのものに関心を持っていたら、 そのものズバリ「ことば」って本を見つけました。 内容に言語学の歴史もまとめられていましたので、 思わず買って読んでみました。 第一章 言葉から何を学ぶか 加賀野井秀一 …

「カネを乗りこえる」

30年ほど前に時の人であった中山千夏が、 最近は何をしているのかと思ったら、 「仕事のくだらなさとの戦い」と同じ、 somosomo双書でこんな本を出していた。 「カネを乗りこえる(マンバのカネ批判)」 この双書は佐藤和夫さんと中山千夏さんが、 二人で…

「仕事のくだらなさとの戦い」

いい本に出会いました。 「ぴーす フィルム フェスタ in 高岡」で、 会場で販売する関連本のリストアップをしていたときに、 「軍縮地球市民No2」に広告されていた本が気になって、 リストに加えておいたら文苑堂さんが用意したものです。 書名は「仕事のく…