南砺市協働のまちづくりフォーラム

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朝から「ひとのま」で味噌造りをした28日の午後、
南砺市じょうはな座では、協働のまちづくりフォーラムがあり、
僕も味噌造り後のランチもそこそこ、ギリギリで駆けつけました。
冷え込んでひどく寒い、雪で足場の悪い日にもかかわらず、
会場には大勢の人が集まっており、駐車場は大混雑の様相でした。
フォーラムの様子は、南砺市のHPに速報が出ています。
http://www.city.nanto.toyama.jp/webapps/www/info/detail.jsp?id=8718

南砺市に協働課が出来てから、はや3年近くが経ち、
田中市長の念願でもあった「協働のまちづくり基本条例」が、
ようやく正式な案として、南砺市民に提示されたのです。
紆余曲折はあったものの、公募には幅広く市民有志が集まって、
勉強会から始めて、2年半を掛けて作った条例案です。
市民の政治参画を願って、市民活動してきた僕にとっても、
これは大きな成果として、市議会で通ることを願っています。

講演をされたニセコ町長の片山健也さんは、ダンディな人で、
まちづくり基本条例を作ったことで、その後のニセコ町が、
いかにうまく機能し始めたかを、わかりやすく話されました。
町を動かすのは人ですから、トップがまちづくりに熱心であれば、
当然町は活気づきますが、トップが変わればどうなるかわからない。
そこで市の方針が簡単には元に戻らないよう、条例が役に立つ。
こうした話を、ニセコの三代の町長を具体的な実例として挙げ、
職員の様子と共に面白く、お話しされたのが印象的でした。

フォーラムのときに、田中市長と片山町長が並んでいると、
片山町長の洒脱な雰囲気と違って、田中市長はやんちゃな印象で、
話をするときも、田中市長はいかにも熱血漢の話しぶりです。
市長就任から3年半が経とうとしている中で、多くの抵抗があり、
思うように進まない協働のまちづくりを、決してあきらめることなく、
今も持続して情熱を燃やしておられることに、敬意を表します。
願わくば、この市民が主体で作ったまちづくり条例案が、
市議会の承認議決を得て、南砺市の基礎となりますように!

世界の変化が急速で、スピードが要求されるこの時代に、
せっかく作った条例が、なかなか日の目を見ないのは残念ですが、
僕らは動きの遅い議会を、ただ待っているわけにもいきません。
南砺市総合計画や、環境基本計画で公募が始まっていましたので、
まずはそうした市民委員になりながら、将来のまちづくりに向けて、
南砺市に相応しい、持続可能な循環型社会を模索し始めています。
市民協働のまちづくりは、これからが本番になりますね!