協働のまちづくり推進会議

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今年の7月から施行された、南砺市まちづくり基本条例ですが、
その第22条の定めに従って、南砺市協働のまちづくり推進会議が設けられ、
昨日の夜に第一回目の会議が開かれて、委嘱書の交付を受けてきました。
僕を含む8人が公募に応募した市民の委員で、その他の人は推薦団体として、
連合婦人会、老人クラブ連合会、中核農業者連絡協議会、公民会連合会、
商工会、体育協会、社会福祉協議会など、各方面の代表者が集まっていました。

特徴として、まちづくり基本条例案を作ったメンバーが過半数を占めており、
この条例や推進会議の意義については、よくご存知の方々の集まりです。
と言っても、中にはほとんど内容を知らない人も何人か混ざっていて、
そうした人の意識こそ、多くの一般的な市民の意識と受け止めて進めれば、
勝手な思いに暴走することなく、必要な協議が出来るだろうと思っています。
なにしろまだ知らない人が多いのですが、市民と町の基本を定めた条例ですので、
少しでも早く市民に浸透させて、将来のまちづくりに活かしたいと思うのです。

協働課の進行によって、市長の挨拶や委員の自己紹介が一通り終わると、
正副委員長を選んで挨拶を受け、さっそく付議事項の検討が始まりました。
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(1)南砺市協働のまちづくり推進会議について。
  協働課から簡単な経緯と内容の説明があり、会議の位置づけを確認しました。
(2)南砺市まちづくり基本条例の運用状況について。
  公開された会議の一覧や傍聴者数が紹介されましたが、傍聴者は少ないです。
  委員公募は増えても、公募した委員数が応募で満たされないものが目立つ。
(3)質問及び意見について。
  さっそくいくつもの意見が出て、時間が足りない状況でした。
(4)今後の会議について。
  協働課に任せきりの運営をするのではなく、運営委員会を設けて、
  市民協働を推進する委員会に相応しい運営を、検討していくことになります。
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こうした審議を済ませたあとで、1時間ほどの講演が設けられていました。
それはNPO法人いしかわ市民活動ネットワーキングセンターの事務局長、
青海康男さんによる「始まっている 市民主体のまちづくり」と題するもので、
日本の協働によるまちづくりの歴史と、法整備的な根拠から始まり、
今現在どのような公共が必要なのかを、わかりやすく解説されたものです。
青海さん自身が携わっておられる、金沢市の場造りの話などは、
高岡の「ひとのま」にも通じながら、それぞれの特徴を感じるものでした。

今回の第1回推進会議では、様々な課題が少し見えてきた程度で、
本質的な議論は、これから年明けに招集される第2回の会議で議論されます。
さらに言えば議論ばかりではなく、どのように実例を示していけるか?
この会議自体が、協働で運用することが大切な課題になるでしょう。
いよいよ協働のまちづくりが本格化して、動き出しているのですから、
僕らもしっかりその意義を見失わずに、協力していきたいと思いました。