富山県知事選挙

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昨日の10月11日に、富山県知事選が告示されました。
立候補を届け出たのは、3選を目指す現職の石井隆一さんと、
新人の米谷寛治さんのお二人で、全回と同じ一騎打ちです。
8年間の石井県政を問う選挙、になるのでしょうが、
石井さんは、無難に県政をこなしてきた感じですから、
ほとんど結果は見えているような、選挙になりそうです。

投票日は28日なので、これは南砺市の市議会選挙と同日で、
南砺市市長選挙も同日予定ですが、これは無投票となり、
28日は、市議会選挙と県知事選挙の投票日となります。
県知事選挙は、直接投票できる最大の選挙ですが、
今のところ争点らしい争点もないまま、大勢は決まっています。
だけど市議会選挙や市長選挙では、争点が存在しています。

南砺市の場合は、4年前の選挙で今の田中市長が立候補し、
それまで本命だと思われていた、守旧派勢力に勝ったのです。
そのおかげで、南砺市は急激にまちづくりの方向が変わり、
協働による市民参加のまちづくりが、本格化しました。
だけど市議会の方は、未だに議会条例に消極的で、
どこまで協働のまちづくりを支持するのかわかりません。

春の「まちづくり条例」可決までにあった、紆余曲折を見ても、
本気でまちづくりの改革をしようという、意気込みが見えません。
だけど新しい選挙では、選挙区が一大選挙区になったこともあり、
古い地域の代表ではなく、南砺市全体の将来を考える議員が欲しい。
そう思っているのですが、現実はなかなか難しくて、
相変わらず地域の支持による、票固めが進んでいるのです。

こうした古い体質が、どこまで変えることができるかは、
実際に市民活動をしてきた議員の、当落に掛かっているでしょう。
しかしこうした議員は、いわゆる支持母体の票田が小さいので、
24人の定員に25人が立候補する、ギリギリの選挙においてさえ、
当選できるかどうか、難しい状況にあると言われているのです。
これをどのように変えていけるかが、今後の課題なのでしょう。