自転車de地域デザインin高岡

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NPO法人Nプロジェクトひと・みち・まち」、
略してNプロの、自転車をキーワードにした研究会が、
昨日4回目となったので、参加してきました。
もともとあった「買い物チーム」「通勤通学チーム」
「観光チーム」「サイクリングチーム」に、
今回は新たに富山大学の学生チームも加わって5チーム。
それぞれ事前に「現在の課題整理とアクションプラン」が、
まとめてプリントされていたので、発表はスムーズでした。

大きな市街地図なども、示しながら説明をする関係で、
発表者は中央のテーブルに陣取り、聞く人は周囲に、
取り囲むように集まって、話を聞く形になりました。
写真はサイクリングチームの発表で、この写真だけでも、
大学生、市議会議員、行政の人、町内会の人、新聞記者、
と様々なバックヤードの人が写っていることからも、
いかに多様なメンバーのプロジェクトかがわかります。
この多様さが、Nプロの特徴でもあるでしょう。

まだ中間発表なので、ここに詳細は書きませんが、
買い物も通勤も、観光もサイクリングも、一番の問題は、
駐輪場の整備と、走りやすい道路環境の整備でしょう。
その中でも高岡市の中心部の特徴として、古い町並が多く、
道幅が狭くて、車道に自転車道の確保が難しいことや、
駅の南北が分断され、往来が不便だとの意見は多かったです。
さらに商店街に自転車で来ても、駐輪禁止区域だったり、
車道も歩道も安全に走れない、などの問題点も指摘されました。

各チームは、こうした問題点を実際に現地調査しており、
そこで見た課題に対して、いつまでにどのように解決出来るか、
一通りプリントにして出しているわけですから、頑張っている。
実に頼もしい、実行力のあるNPOだと言えるでしょう。
他にも、通学地域の高校生や先生、交通関係の警察の人など、
およそ関係する人たちを、網羅しているのも強みです。
来年の2月中には本発表をして、具体的な成果を目指すのも、
きっとうまく行くのではないかと、期待出来る研究会でした。

そうなると重要なのは、やはり何を実現させていくか?で、
もっと各人の意見を出し合って、具体的に話したかったですが、
参加者人数が多いので、これは思うようには行きませんでした。
5チームが各々15~20分間発表をして、質疑応答があり、
あとは客員からの関連コメントをもらって、タイムアップです。
終了後に場所を移して、多少ミーティングはあったようですが、
僕はそうした場所へは行かないので、ここで終わりです。
具体的に何が出来るか? 良い成果を出せたらいいですね!