地熱発電に関する講演会

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昨日午後の2時から、アスモ2階の会議室において、
NPO「なんと元気」主催による、地熱発電に関する講演会がありました。
南砺市の将来に、どのようなエネルギーが相応しいかを検討し、
実際にプロジェクトチームを立ち上げるための、説明会でもあります。
月曜日の午後にもかかわらず、いつもの市民活動とは違う顔が、
予想を超える50人ほど集まって、活気のある講演会となりました。

話しをされた方の顔ぶれも、各方面の専門家ばかり3人です。
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(1)「地熱資源開発の現状について」
   経済産業省中部経済産業局 電力・ガス事業課総括係長 宮本哲哉さん
  これは講演ではありませんが、行政面からの現状が聞けました。
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(2)「地熱発電とは?富山県の地熱のポテンシャル」
   講師:富山大学大学院教授 上田晃さん
  日本で2番目に地熱資源があると言われる富山県ですが、
  あまり開発が進んでいないことから、その開発までの道程のお話でした。
  具体的な地熱資源の探索方法や、地熱発電の原理なども話されて、
  南砺市の場合はどのような将来像が適切か、具体的に話されました。
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(3)「小規模地熱発電と熱水の多段階利用について」
   講師:一般財団法人 エンジニアリング協会 地熱プロジェクト推進室長
      奥村忠彦さん
  エンジニアリング協会が何をしているのかの解説から、地熱発電の現状、
  地熱発電と温水の利用による、総合的な開発の現況などが話されました。
  地域に密着した小規模地熱発電の実現に、どのような行程と課題があるのか、
  具体的な実例を挙げながら、南砺市の可能性などを話されました。
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ゲストのお話はこれだけですが、このあと「なんと元気」の
自然エネルギー推進プロジェクトリーダーである、得永忠雄さんから、
これまでの経緯と、今後の予定などが簡単に紹介されました。

地熱発電の基本的な知識から、今後の具体的な進め方の話まで、
一気に聞けたのはよかったのですが、事前にある程度の内容を知らないと、
講演の全体を理解するのは、かなりハードルが高かったかも知れません。
僕は夜中に姫の相手をした寝不足から、上田さんの話を半分ほどしか聞けず、
これは片手間に出来ることではないことを、痛感して終わりました。
集まった人たちから20人近くが、さらに具体的な打合せに残りましたが、
僕は今回はここまでにして、資料だけいただいて帰宅しました。