市町村中堅職員研修

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今年度富山県の、市町村中堅職員基礎課程研修(約130名受講)が行われ、
僕らはNPO法人「Nプロジェクトひと・みち・まち」(通称 Nプロ)として、
その中の一つ、パートナーシップによるまちづくりの時間を受け持たせていただき、
NPOを紹介する講演や、ワークショップなどに参加してきました。
これは今後の行政において、市民と行政の協働が不可欠になり、
その市民側の受け皿としてのNPO等と、どのような協働が必要か、
ワークショップによりイメージをふくらまし、学びを共有しようと言うものです。

富山県NPO法人の受理数が306で、都道府県別で40位と、
あまり多くないのですが、協働事業は確実に増えています。
平成16年度には25事業だったのが、一度も減ることなく、
今年度は61事業が、県とNPOとの協働事業になっているのです。
しかし市町村単位で見ると、行政との協働も一般的ではないのが実情のようです。
これを少しでも啓発し協働を進めようと、今回の職員研修で取り上げられ、
Nプロもこの趣旨に賛同して、今回のワークショップ実践となりました。

Nプロでは、1、[統合幼稚園を新設しよう]
2、[災害支援・防災復旧計画を市民参画で作ろう]
3、[車道に自転車の走行空間を確保していこう]
4、[B1グランプリ参加をめざそう」の4つのテーマを作り、
どのテーマに参加しても、同じレベルでワークショップ体験が出来るよう、
事前協議を重ねて、準備を整えての研修となりました。おかげさまで、
ワークショップによる協働体験が、初めての人が多かった割には、
皆さん良い顔をして、熱心に参加されているのが好かったですね!

僕が受け持った最後のまとめの部分では、場造りがうまく出来ず、
対話型で話をして、みんなで結論をまとめることは出来ませんでしたが、
これも考えようによっては、意見を聞き出す雰囲気作りの大切さが、
ワークショップ型と整列型対峙との違いで、示せたのかも知れません。
大勢の参加者を整列させて、なにやら難しいことを話すよりも、
少人数で輪になって、一人ひとりが重んじられることが大切なのでしょう。
今後僕らがNPOとして、新たな事業に参加していくときは、
この体験を活かして、話しやすい雰囲気作りを大切にしたいですね。

4つのテーマで話し合われたことは、実際に役立ちそうなことが多く、
今後の参考にするために、写真にとって保存していただけるようですし、
参加した中堅職員の皆さんも、多くの人が熱心に話をされていました。
この経験を生かして、これから多くの課題に取り組むときに、
市民NPOとの協働によって、解決の糸口を探って欲しいと思います。
僕らはNPOメンバーとして、ますます協働に参加していきたいし、
一市民としては、もっと協働の受け皿となれるNPOを育てたいですね!
 
今回は研修所とNプロの協働として、新しい研修のスタイルが生まれ、
こうした試みが、これからたくさん育っていくことが楽しみです。
研修に参加した職員の皆さん、富山県職員研修所、
県男女参画ボランティア課、Nプロの皆さん、
建物の中まで暑い中を、お疲れさまでした。m(_ _)m