たわわなトマト

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石垣島へ行って留守の2週間に加え、その後が忙しく、
さらに梅雨明けしたと思ったら、雨が続くので、
まったく思うようには、農作業ができていません。
それでも基本は、作物の自然な力による自然農ですから、
遅れながらでも手入れをしてやれば、この通り、
大好きな大玉トマトは、たわわに実っておいしそうです。

自然のままに、完熟状態でもぎ取ったトマトは、
絶妙の味わいで、食べるだけで幸せになれる感じです。
キャベツやジャガイモ、ピーマンやナスも順調で、
出発前に収穫してあった、玉ねぎと合わせて、
夏に欠かせない野菜炒めは、毎日好きなだけ食べられます。
これにいくらかの魚介類があれば、僕はそれで大満足!

とは言っても、基本的な食事はそれで良くても、
たまにはパンを食べたかったり、チーズを使ったり、
卵や豆腐だって、自分で作っているわけではありません。
バナナやスイカを買ったり、牛乳を買ったり、
どうしても買ってくる食料品がいくつもありますから、
お金は「なるべく頼りすぎない」程度にと考えています。

さらに車を使ったり、こうしてパソコンやネットを使い、
自由に社会的な活動をしようと思えば、多少のお金はかかる。
それを否定する気はないので、僕も少しはお金を稼ぐ。
だけど大切なことは、お金を稼ぐことを目的にしないで、
自分が一番やりたいこと、命の幸せを見失わないで、
自由に自分を生きていくことを、最優先することです。

自分は何者か、ここはどこで、何をしているのか、
これから何をしようとしているのか、が分かっていれば、
あとは自由に、いただいた命を存分に味わえばいいでしょう。
大玉のトマトが実って、おいしそうになっているのを見ると、
それだけで幸せな気分になれる、そんな自分を大切に、
誰もが当たり前に幸せになれるよう、生きていたい。

自然農が単なる農法ではなく、生き方というのは、
何を目的に自然農をやるのかに、関わってくることで、
有機農法だって、自然農の一つの手段ではあっても、
それで単位収穫を増やそうとすれば、自然農ではありません。
あくまでもそれぞれの命が、十全まっとうされて、
持てる命を最大限に発揮されることを、めざすのです。