映画を自主上映する理由

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初めて映画の自主上映会を開いたのは、まみあなの頃、
「107+1~天国はつくるもの~」だったと思います。
それから10年近くの間に、20本以上の映画を、
何らかの形で、自主上映に関わってきました。
一番新しいものは、先月上映会をした「Happy」ですが、
今月26日には、「いのちを救う食卓革命」の上映会もある。

伊江島平和映画祭や、北陸平和映画祭などでは、
上映権を持つ監督や配給会社と、直接交渉をして、
上映権料を安くしていただくなど、便宜を図ってもらいました。
詳しくは言えませんが、無料で上映させていただいた作品も、
短編から長編まで、一つや二つではなかったのです。
上映した作品を挙げてみると、よく続いたものだと思います。

「ザ・コーポレーション」・・・ (企業犯罪を暴く)
「107+1~天国はつくるもの~」・・・(若者の挑戦)
ガイアシンフォニー」・・・(人間と自然環境)
懐かしい未来・ラダック」・・・(資本主義の問題)
映画 日本国憲法」 ・・・(平和憲法の危機)
「エンド・オブ・サバービア」・・・(エネルギー問題)
エンデの遺言」・・・(金融経済の謎)
「食の未来」・・・(遺伝子組み換え食品)
「サルー!ハバナ」・・・(キューバの食料)
「アボン・小さい家」・・・(お金経済の問題)
チベットチベット」・・・(韓国人二世)

「教えられなかった戦争・沖縄編」・・・(戦争の本質)
911ボーイングを捜せ」・・・(9.11事件の謎)
「どうするアンポ」・・・(安保条約を知る)
「テロリストは誰だ」・・・(マスコミ報道の嘘)
ベアテの贈りもの」・・・(男女平等と憲法
「ジャマイカ楽園の真実」・・・(国際経済の罠)
六ヶ所村ラプソディー」・・・(原発政策の問題)
ミツバチの羽音と地球の回転」・・・(奇妙な国策)
「幸せの経済学」・・・(新しい経済学)
「Happy」・・・(幸せを考える)
「いのちを救う食卓革命」・・・(肉食を考える)

どうしてこんな映画を、自主上映してきたのか?と言えば、
やっぱり僕は映画が好きで、見たい作品を見るためだったのです。
商業映画なら簡単に見られますが、ドキュメンタリー作品や、
社会問題を扱った意欲的な作品は、なかなか見る機会がない。
もちろんシネコン等では見られないし、富山県の片田舎では、
金沢のシネモンドか、富山のフォルツァまで行くしかない。

以前には、見たい映画を見るために東京まで行ったこともあり、
往復の旅費や滞在費で、結構なお金を使って見ていました。
それなら地元で自主上映した方が、他の人にも見てもらえるし、
場合によっては、東京へ行って見るよりも安いのです。
それでも4万~8万の上映権料の場合には、協力者を募り、
企画から実行までに集まった人たちと、新しい輪ができます。

最近は配給会社も、自主上映を意識するようになって、
公式サイトで、そうした案内をするところも増えてきました。
新しい時代が市民社会なら、映画の上映スタイルも市民主体で、
制作者が見せたい映画だけを、見せられるのではなく、
僕ら市民が見たい映画を、見られるようになればいいですね。
それも宣伝によって見るのではなく、内容によって!