三つの大きな問題

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今回の映画祭で上映する5本の映画作品は、
そのまんま日本が抱える問題を考えさせてくれます。
ベアテの贈りもの」と「映画 日本国憲法」は、
憲法問題を頂点とした法律と人権の問題を。
「ザ・コーポレーション」と「ジャマイカ楽園の真実」は、
グローバル経済の主体である巨大企業の正体について。
そして「六ヶ所村ラプソディー」では、
放射能被曝を頂点とする自然環境の破壊について。

それぞれあまりにも大きな問題なのですが、
さらに留意すべきは、これらの問題が繋がっている事実。
ここであまりうがった解説をしてしまうと、
考え方を誘導してしまうようでイヤなのですが、
憲法改正も経済拡大も再処理工場も、同じように、
多くの人々を数量的に管理コントロールしようとする、
あるいは効率よく管理することがいいことだと考える、
統制的な効率化を善とする思想に基づいている。

はたしてそれがいいことなのかどうか?
そもそもそうした議論がまったくないのが怖いです。
僕らは数量の1ではない、無二の個であるから、
すべてのものと調和しながら繋がっているのです。
こんなあたりまえのことが忘れられているから、
何でも法制化を求め、拡大経済がいいと思っている。
これって、自分を放棄した依存体質そのものでしょうに。

今回のフェスタで上映する映画5本を見てもらえれば、
日本の現状と将来に向けた問題点が見えてくる。
結果としては、そのくらい大切な映画が揃っています。
さらにスタッフ参加している多くの皆さんの努力で、
ジャマイカ現状の展示、関連書籍の展示販売、
障害者施設の制作品展示販売、自主的託児の試みなど、
会場には様々な試みが行われる予定です。
いい映画祭になるといいですねえ~♪