富山で自然農を学ぶ会

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今年も雪が消えて、春が近づいてくると、
自然農の季節も近づいて、心が蠢いてきます。
例年通りに、八尾のコミュニティセンター研修室で、
富山県内にて、自然農をやっている人たちが集い、
久しぶりの挨拶をして、今年の計画を練ってきました。

現在富山県内には、八尾の石黒さん宅の他に、
南砺市の中西くんも、自然農による農家を営んで、
その他3箇所に、自然農を学ぶ会の田畑があります。
僕はその中の砺波地区、砺波市頼成にある農園で、
田んぼと畑の区画を持ち、今年で12年目になりました。

それぞれの場所で、場所にあった運営がされていますが、
頼成の場合は、区画はそれぞれの人が自己管理して、
自分の田畑として世話をし、収穫も自分のものとします。
それでもいくらか共同作業があるし、農園の手入れなども、
みんなで共同管理するのが、農作業の基本です。

4月からは、毎月第2土曜日の午前に石黒さんに来てもらい、
自然農の心に沿った、田畑の手入れや作物の作り方など、
教えてもらうのが、「学びの場」の大切なスケジュールです。
そして同時に、農園を自分たちで自主管理することで、
自然農の心を実践する、縁にしようと考えています。

最終的には、自分で田畑を手に入れて自分で管理し、
どこに暮らそうと、自然農による作物の収穫を出来れば、
自然と心地よい生き方が定まってくる、と考えているのです。
だけどなかなか、それで食べていくのは大変ですし、
自然農で生計を立てようとすれば、様々な困難があります。

そんな面倒なことを、どうしてやろうとするのかと言えば、
せっかく産まれて生きていくなら、気持ちよく生きていきたい。
気持ちよく生きるには、自然に沿った衣食住によって、
自然の理に沿った暮らしをし、命を循環させたいと思うし、
そのための基礎として、自然農の教えは大きいのです。

今年もまた、春が来れば種を撒いて世話をして、
次々に実りを得ながら、秋の収穫まで頑張ります。
それが生きる力となって、僕らは育まれるわけですし、
自らの命を活かす、最良の道に繋がると思うから、
今年もコツコツと、自然の大地に向かいましょう!