次の内閣に期待すること

一週間前に設定したブログ投票への参加者が、100人を超えました。
今年は、自民党がいくら避けようとしても、衆議院選挙のある年なので、
「もうすぐ国政選挙! 次の内閣に、内政で一番期待することは何ですか?」
と題して、人々がこれからの社会にどんな政治や政策を望むのか?を、
僕のブログに訪問する人に、問い掛けてみたのです。

今のところ6月7日が終わった時点で102人の投票参加者があり、
その投票結果は、以下のようなものとなっています。

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(1)借金を増やしてでも、景気を回復拡大させること。       2.9%  3人  

(2)借金を減らして、財政バランスを健全化させること。     10.7%  11人

(3)役人主義から民主主義へ、政治手法を転換させること。  29.1%  30人

(4)経済成長より福祉と環境重視へ、政策を転換させること。 40.8%  42人

(5)その他。(具体的に教えてください)               16.5%  17人
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(1)は、今の自民党政権が、声高に成果を自慢しているものでしょう。
(2)は、小泉政権以来の掛け声倒れになった、税制収支の健全化です。
(3)は、主に民主党が掲げている政治改革の、柱になるところでしょう。
(4)は、経済成長万能の価値観からの、発想転換を求めています。

僕のブログへ来る人は、経済界の中枢にいるような人はいないでしょうから、
(1)を選ぶ人が少ないのは予想されましたが、それにしても少ない。
マスコミでは、多くの市民が景気回復こそ望んでいるような報道ですが、
それは経済の中枢に組み込まれた、マスコミ人自身が望んでいることであって、
必ずしも多くの市民が、経済拡大など望んでいないことがわかります。

それでは、今でも根強い人気があるとされる、小泉改革路線であった、
(2)を選ぶ人はと見ると、これは今でも重要であるにもかかわらず多くない。
コメントを読んでいると、(2)(3)(4)の中からどれを選ぶか迷って、
その結果(2)よりも(3)(4)を選んだ人が多かったようです。

そして3割近い人が選んだ(3)は民主党がやると唱えていることですが、
どこまで実現できるかは未知数だとしても、(1)を唱える自民党政権に対し、
そうではない受け皿として、民主党の主張を選ぶ人が多いのがわかります。

さて、僕が常日頃望んでいることを(4)にしてみたのですが、
ありがたいことに、4割以上の人にこれを選んでいただけました。
僕のブログへ来てくれる人ですから、多少のひいき目はあるでしょうが、
政治には経済拡大や消費拡大よりも大切なものがある!と考えている人が、
これだけいる事実を、政治を志す人はもっと真摯に受け止めていただきたい。

政治家やマスコミは、福祉や環境重視の政策にはおカネが掛かるとして、
その資金のために経済拡大や増税が必要と言いますが、それは大嘘でしょう。
利益優先の企業ではあるまいし、政治の役割はそうした横暴を抑制し、
おカネ環境よりも大切な、自然環境の中での人々の暮らしを守ることで、
個々人の自由で多様な、創意に満ちた人生をサポートすることです。
おカネの頼りすぎずに、命や人間の価値を活かす方法はあるのですから。