「モモ」を見ましたか?

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ミヒャエル・エンデの「モモ」は、
だいぶ前に本を読んでいるはずなのに、
ほとんど内容を覚えていません。
当時は、意味がわからなかったのかも。

それが「エンデの遺言」を見て以来、
あらためて、関心を持つようになって、
映画で見てみたいと思っていました。
それがやっと、願い叶って家で見ました。

時間泥棒って、拡大経済政策のことで、
おカネのために人生を台無しにする、
現代人の状態を指摘しているんですね!
「タイム・イズ・マネー」って・・・

それでは時間泥棒されない生き方は?
と考えて、出てくるのはスロー・シティ。
今サミットが行われているイタリアでは、
スローこそ、新しい時代の流れだそうです。

経済を拡大して、格差社会を作るのでなく、
その町の住民が気持ちよく暮らせるよう、
住人以外の車を入れないようにするとかね。
経済効率より、生活を味わうまちづくりです。

これは、ずっと僕らが望んでいることで、
そのためにNPOまで作って活動していても、
日本では、マスコミでも行政でも、無視される。
それがイタリアのことなら、大きく扱われる。

この国はいつまでたっても自立できずに、
外国で評価されたことしか、認知できないのか?
まあ、それでもいいから、スロー・ライフ!
おカネや効率より、人生を味わえる生き方がいい。

残念ながら「食房モモ」は、先週閉店したけど、
オーナーが、心まで失ったわけではないから、
やがてはこの、写真のモモのように、
しばしの眠りから覚めるときが来るでしょう。

この一年も、これからの一年も、
同じ気持ちを持ち続けるのが継続です。
継続は力なり!って、見掛けのことでなく、
生き方や価値観のことだと思うのです!