平和憲法を守れるか?

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かつての小泉長期政権から、安倍政権に変わった時に、
日本は軍事化への道を歩み始めましたが、頓挫しました。
あの時は日本中に、平和を守ろうとする気運が広がって、
たくさんの「憲法9条を守る会」が、出来た記憶があります。
その安倍政権が倒れた時は、自民党の凋落は激しく、
民主党への期待によって、政権交代まで起きたのでした。

ところが、新しい思想のない民主党は馬脚をあらわし、
失政に継ぐ失政で、政治の透明化にさえ失敗してしまう。
あらためて新しい党が、雨後の竹の子のように出ましたが、
国民の多くは、その違いさえよくわからない有り様で、
結局は古い政治の安定多数へ、戻っていきそうな勢いです。
だけど自民党は、もうかつての穏やかな政党ではありません。

自民党の政策公約には、憲法を変えて国防軍を作る!
と明記されていますし、様々な発言を見ていても、
まずは憲法改正へ向けて、2/3工作が始まっています。
この憲法改正が、国防軍の規定へ向かうことは明確で、
是々非々による対応など、何の意味も持たないことは明白です。
今まで平和を守る顔を見せていた公明党は、どうなるのか。

いつものことで自民党は、正面切って国防軍の論戦はせず、
アベノミクスなどと言った造語で、経済の問題を強調します。
しかし経済拡大の限界から、脱成長さえ言われる時代に、
日本経済を拡大させることは、世界中に歪みを作る。
新しい時代に合った、新しい経済学が必要になっているのに、
それを示すことも出来ないで、問題の本質から目をそらさせる。

問題をすり替えることで、目論見を達成しやすくする、
相変わらずの自民党の姑息な手段は、今も健在なのでしょう。
そして今回の選挙を、まるで経済政策の選択のように装いながら、
石破幹事長はすでに堂々と、軍法会議の発言までしています。
国家を守る国防軍の命令に背くのは、死刑にするのだそうです。
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2013/07/16/6904448

軍事化へ向かう自民党が、なぜ議席を増やし続けるのか?
選挙民はほんとうに軍事化を望んでいるのか、疑問を感じます。
今回の参議院選挙にしても、有力な候補は自民党の推薦を持って、
対抗馬は知名度で劣るために、真の選択肢になっていません。
いよいよ僕らは、単に良さそうな人を選ぶのではなく、
軍事化への道に明確に反対する人を、選ぶ必要があるのです。