柑橘の香り

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僕は、ほとんどのフルーツが好きなんだけど、
ただ甘いだけより、やや酸味の強い方が好みです。
その酸っぱ~い果実の代表としては、夏蜜柑がある。
だけど最近の夏蜜柑は、あまり酸っぱくありません。
甘夏とか言って、酸味もあまり感じないのです。

むかしは夏蜜柑と言えば、野性的に酸っぱくて、
1個丸々食べる人さえ少なかったと思うけど、
僕は平気で、2個くらい食べていた記憶があります。
やがて口の中でも、歯の表面がおかしくなってきて、
これ以上食べるのは支障がありそうだと体が反応する。
そうなるまでは、酸の刺激を楽しんで食べてました。

でも最近の夏蜜柑は、それほど酸が強くなさそうで、
他の柑橘類と同じように、いくつでも食べられる。
そういえばリンゴも、最近は妙に甘かったりします。
みんな同じように甘くなって、本来の味わいがない。
なんだか味気なく思うのは、僕だけでしょうか?

冬に食べる柑橘類の、楽しみの一つはお風呂です。
僕が子どもの頃には、母が古いタオルを袋縫いして、
そこにミカンの皮を入れ、お風呂に浮かべていました。
今は洗濯袋を使って、柑橘類を入れて浮かべます。
夏蜜柑などの大型柑橘類は、袋なしでもいいのですが、
この方が内皮のクズで湯船を汚さなくて済むのです。

使ったあとの皮も、しばらく捨てずに置いておきます。
すると洗面所のあたり一帯が、柑橘の香りに包まれて、
そこへ来るたびに、ちょっと幸せな気分になれるのです。
この柑橘類の皮の酸は結構強くて、直接肌をこすると、
後からむずがゆくなったりするので、ご用心!