甘栗の「春日堂」

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我が家から、妊婦健診で高岡済生会病院へ行く途中、
特に商店街でもない道路の脇に、一軒の甘栗屋があります。
いつも気になってはいたのですが、妻の話によると、
けっこう以前からあるお店のようで、彼女のお父さんが、
生前に何度も立ち寄って、甘栗を買っていたとか。

そこで今日は、病院の帰りに立ち寄ってみたのですが、
何ともかわいいオリジナルの布で、箱を包んでくれるので、
さっそく明日の餅つきのお礼用に、一箱買い求めました。
それとは別に、自分たちで食べる分は袋で買って、
さっそく食べてみましたが、皮が薄くて簡単にむけます。

味わいもしっかりと、当たり外れがない感じで美味しく、
たまにはこんな甘栗も、いいかも知れないって思いました。
それにしても、商店街でもない静かな住宅地の一角にあって、
特別目立つ店舗でもないのですが、なんとなく気に掛かる、
ちょっと珍しいお店なので、逆に強く印象に残っていました。

大手資本のスーパーマーケットや、コンビニのように、
よく見える場所で、多様な商品を揃えて売る店が増える中、
こんな“甘栗”だけで、他には何一つ売らないお店が、
長く続いているには、どんな理由があるのか知りたい所です。
今度行ったら、お店の主人に話を聞いてみたいですね。

どうしてこんな所に、甘栗専門店があるんだろう?
と妻に聞いたら、「甘栗が好きなんじゃない」と言われました。
そりゃあまあそうでしょうが、僕らはなかなかそう簡単に、
好きなことをしては暮らせないと、思い込んでいるフシがある。
自分の人生をどう生きるかは、きっと好きでいいのでしょう。