選択肢は何か?

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皮肉な話ですが、社会的価値観の転換が始まっている時期に、
厚顔無恥な官僚と支離滅裂な内閣による、的外れな政策が絡んで、
この国では戦後政治始まって以来の、政治への関心が高まっています。
官僚主導型内閣が、はたして本当に民主主義と言えるのかどうかは、
ここでは言及しませんが、それでも政治への関心が高まるのは嬉しい。
この国が抱える問題の多くは、国民が政治に無関心だったことで、
官僚や政治家をチェックしてこなかったことが原因だったからです。

今や複数のマスコミ世論調査で、20%を切る支持率しかない内閣は、
いくら、支持率が上がるまで衆議院を解散したくない!と言っても、
来年度予算案が通った時点で、解散する可能性は十分にあるでしょう。
となると、あらためて春の解散総選挙が現実味を帯びてきますが、
そのとき本当に選びたい選択肢は、立候補者として登場するのかどうか?
過去の選挙から見て、この点が心配で気に掛かるところなのです。

ここには二重の問題が含まれていますが、一つは立候補者の問題で、
将来の国政を担うだけの思想や能力をもって立候補しているかどうか?
そしてもう一つが、未来の日本を託せる人物が立候補したとして、
どれだけ多くの投票者が、それを理解して投票行動を増やせるかどうか?
この二つの条件がうまく噛み合わないと、優れた政治家が出てきません。
次第に近づく衆議院の総選挙において、どんな人を選べばいいのか?
どんな人に立候補してもらいたいかも含めて、考えておくべきでしょう。

自民党は、少しでも有利な状況下で解散総選挙にしたいでしょうから、
春であれ夏であれ、解散は民主党を攻撃する材料がある時かも知れない。
あるいは一時的にでも内閣の政策が支持されて、気運が盛り上がる時か?
いずれにしても、マスコミを含めて冷静でない状況になる可能性もある。
たとえば小泉・竹中内閣の郵政解散のときなどに見られた、異常な熱気は、
まるで郵政だけが国政のような、偏った選択肢に仕上げられてしまい、
その結果、この国の根幹である平和と人権を蔑ろにする政府が生まれて、
あわや戦争国家に進もうとする直前に、参議院選挙で踏み止まったのです。

そこで僕らが今から考えておくべきことは、次の選挙では何が争点か?
解散総選挙の一時的な熱気の中で、意図的に捏造される争点ではなく、
5年後10年後の日本をどのような姿にするかを託せる相手を選ぶには、
何を一番重視して選択するのか、冷静な内に考えておくべきなのです。
そこで今回、各自が何を重視して投票する人を選ぶべきかを考えるため、
いくつかの選択肢を用意して、ブログでの投票を設定をしてみました。
これを読んで関心を持たれた方は、投票に参加してみてください。
実際の選挙では、これを思い出して考えていただければ嬉しいです。

投票はトップページ(↓)の一番上から。
http://blogs.yahoo.co.jp/isop18