つるべ落とし

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秋の日はつるべ落とし、なんてことを言いますが、
ほんとうにすぐ日が落ちるのは、今頃でございます。
昨日は4時半に、赤ひげ米の籾摺りをしておりまして、
おや、少し日が陰ってきたかな?と思いましたら、
みるまに風景までが薄暗くなってまいりました。

ちょうど赤ひげ米が、最後の籾摺りでしたので、
大急ぎで済ませようとしましたが、これが赤ひげ、
長く伸びてとんがったヒゲが邪魔して、進みが遅い。
早くしようと焦って、たくさん入れますってえと、
すぐに詰まって、ますます作業がはかどりません。

やっと終わったと思ったら、もう足下も覚束ない。
こぼれた籾米を集めて回収するのもままならないで、
母屋から引いている、なが~い電源コードを片付け、
籾摺りの終わった玄米を、車に収容しますってえと、
他の作業はやっつけ仕事で、運動会の騒ぎです。

すでに湿気を帯び始めたビニールシートをたたみ、
そのまま車に入れては、米まで湿りそうなので、
ハサ組みの横棒に、エイヤッとばかり掛けました。
重い籾すり機もハッシと持ち上げ、小屋まで運び、
木組みの台座なんざ、抱えて小走りに片付けです。

あまった袋やら、来年用に確保した種籾やら、
その他こまごました道具は、バケツに突っ込み、
最後に一輪車を片付けたら、あたりはもう真っ暗!
時計を見れば、ちょうど5時の鐘がなりまして、
この間30分も経っていなかったのでございます。

いやはや、そういや毎年この時期はこのあわてよう、
何年経っても同じ繰り返しが、おめでたいようで・・・