こども園で苗床作り

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少し遅れましたが、今年最後の苗床作りは、
寺子こども園の田んぼで、こどもの苗床作りです。
ここは僕が指導しているのですが、残念ながら、
去年は日程がうまく合わず、収穫が少なかったので、
今年は何とか、ある程度の収穫は確保したい。
そう思って、苗床作りから直接指導を試みました。

2歳から4歳の子ども達で、この日は6人集まり、
まず長靴を履いて作業服を着て、全員で僕に挨拶です。
それから田んぼに入って、前もって用意しておいた苗床を、
L字鎌でくしけずって、覆土を作るところから開始。
一生懸命やる子もいれば、何もしない子もいるし、
他の子の邪魔をして遊ぶ子もいて、雑然と作業です。

それでも覆土が出来て、みんなで種籾をばらまき、
なるべく均等に広げるのも、長くやると飽きてきます。
ともかく小さな子どもは、飽きるのが早いので、
あまり上出来な結果は望まずに、さっさと先へ進みます。
蒔いた種籾に覆土を掛けて、瑞々しい刈草を掛けて、
さらに稲ワラを掛けて、カンレイシャを掛けて終わり。

ここの田んぼは、1反を4家族でやっていますが、
他の家族の苗床に遜色なく、きれいに仕上がりました。
これで2週間もすれば、順調なら発芽が始まって、
一ヶ月後には、ある程度の苗が育ってくることでしょう。
今年は念のために、年間スケジュールも作ったので、
それをみんなに配って、管理したいと思うのです。

以下はその、年間スケジュールです。

清水明 田んぼ 年間スケジュール 》
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4月=苗床を作って種下ろし 
       桜が満開になったら苗床作りを始めます。
       花が散り終わるまでに、苗床作業を終わらせましょう。
       水路の補修をして、水の通りを良くしておきます。

5月=苗床の世話と周囲の草の管理
       苗が5㎝になったら、カバーを外します。
       この時点で、米ぬかと油かすを少量補います。
       苗床内の小さな草を、大きくなる前に取っておきます。

6月=田植え作業と田んぼの草刈り
       田植えをするところを、全体に草刈りします。
       大きく元気な苗は1本植で、小さいものは2本植にします。
       田植えが終わったら、地面上まで水を張ります。

7月=草管理と水管理
       稲が大きくなるまで、草に負けないように草刈りします。
       お天気を見ながら、水の量を調整します。

8月=周辺環境を整える
       15日の旧盆より1週間程前に、土手と道脇の草刈りをします。
       周辺の田畑は旧盆に向けて掃除をされるので、それに見習います。

9月=田んぼ内外の整備
       田んぼ内の草やヒエは、目立つものだけ取っておきます。
       土手と道脇も、目立つ草は刈り取っておきます。
       今年の田んぼの、使用料を支払います。

10月=稲刈りと天日干し
       稲が成長した頃合いを見計らって、田んぼの水抜きをします。
       稲穂が色付いたら、稲刈りをします。
       ハサ掛けの準備をして、稲を天日干しします。
       天日干しをした稲を、順次脱穀、トウミ掛けしておきます。

11月=籾摺りと田んぼの後片付け
       稲刈り後の田んぼに草が多いようなら、刈り取っておきます。
       来年使う稲ワラ以外、籾殻や米糠などを肥料として田んぼに返します。
       来年用の種籾を確保し、籾摺りをして玄米を収穫します。

12月=収穫に感謝
       第二土曜日に、自然農の収穫感謝祭をやります。
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さて、10月の収穫が楽しみですが・・・