12種類の新米

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今年もようやく新米がそろって、一部籾摺りを残すだけになりました。
何かとトラブルもありましたが、8種類の古代米が収穫できたので、
そのうち7種類をブレンドして、今年も7種ブレンド古代米を作ります。
今月末にはご案内しますので、関心がある人は暫くお待ちください。

それにしても苗作りや田植えから、草取りや稲刈りにハサ掛け天日干し、
果ては足踏み脱穀機による脱穀や、手回しトーミ機によるトーミまで、
一貫して動力を使わない米作りで、最後の籾摺りだけが電動です。
ここまでやるからこそ、少ない収穫でブレンド古代米が出来るのです。

さらに今年は近隣のお婆ちゃんから、珍しい赤米をいただいて作り、
主力のイセヒカリの他にも、2種類のウルチ米にモチ米も作って、
これで合計12種類の米を作り終え、ようやく作業を終わろうとしています。
思い出せば12年前に初めて作ったときは、2種類だけだったのに、
珍しい米を作る楽しさから、今では12種類の米を作っているのです。

赤米、ヒゲ赤米、背高ヒゲ赤米、黒米、背高黒米、ミドリ米、香り米、
現在ブレンドしているそれぞれの米は、強い個性があるのですが、
これをブレンドすることで、おのおのの持ち味だけを引き出せます。
その後も新しい古代米を見つけると、試しに作ってみるのですが、
今のところはこれがベストで、今年も去年と同じ種類をブレンドします。

と言っても香り米に関しては、自分ではうまく行かなかったので、
同じ自然農仲間の他の人から、ミドリ米と交換で手に入れたものです。
来年はこのような失敗がないように、しっかり種籾を残しましたが、
同じ種籾から出来た米も、土地が違えば多少の違いが出てきます。

このところ毎年お分けしている、7種ブレンドブレンド古代米ながら、
今年はそう言うわけで、例年より香り米の割合が少ないのですが、
これも自然農ゆえに、こんなこともあると思っていただくしかありません。
苗作りから籾摺りまで、自然に寄り添って作っていくしかないのです。