石黒家で芋煮会

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天気予報では雨模様だったので、心配しましたが、
例によって予報は当たらず、気持ちのいい日中でした。
八尾までの道程も、交通量の多い国道ではなく、
砺波頼成から山田村を抜けて、山道のまま大長谷へ入ります。
ちょうど紅葉が始まっていたので、山の景色を見ながら、
のんびりドライブで、八尾の石黒家まで行きました。

懐かしい顔と初めて見る顔が、少しずつ集まってきて、
今回もまた子どもが多く、賑やかな芋煮会でした。
特に料理の持ち寄り会ではないのですが、持ってくる人が多く、
テーブルはいつものように、美味しい手料理が並びます。
僕らは石黒家の畑を見学してから、芋煮の席に着いて、
たっぷりお腹が一杯になるまで、食べ尽くしました。

そのままワイワイとおしゃべりが始まり、やがて天気が崩れ、
今にも雨が落ちそうなところで、屋外の席は片づけました。
そのまま家の中に移って、もう一しゃべりしたところで、
3時のおやつ時には、手作りのお菓子がいくつも並びました。
ここのメンバーは料理が上手で、お菓子作りもうまいのですが、
砂糖をあまり使わず、素材の味を活かしたお菓子が美味しい。

自然農があたりまえの世界に、子どもたちが大勢いて、
ここでは車事故の心配もないから、男の子は走り回ります。
料理も後片付けも、男女関係なく手が空いた人がやりますが、
子どもたちの遊びは、やっぱり男の子は元気です。
同じように道具を作ってもらうのは、男も女も一緒なのに、
男の子は振り回して走り回るけど、女の子はおとなしい。

話をそれとなく聞いていても、男は乗り物や自慢話が多く、
女は日常生活から拾った、子どもや家族の話が多いようです。
男と女が生まれながらに持った違いは、当然あるのですが、
男女平等で問題になるのは、この違いが社会的差別になること。
力の弱い立場の人が、仕事の能率が落ちるからと言って、
虐げられていいなら、力比べの戦争は無くならないでしょう。

そんなことを考えながら、腹一杯の上にさらに食べて、
しばらく横になって休んだところで、雨も降り出して帰宅です。
帰り道は直接利賀に出る山道で、さらに紅葉がきれいなのに、
日曜日にもかかわらず、まったく車に出合うこともありません。
霞のような小雨に、赤や黄色の木の葉が浮かんで、
人の気配のない山間は、別世界のような美しさでした。