#ヨーロッパ情勢

「そろそろ左派は〈経済〉を語ろう」

昨年5月に、亜紀書房から出されたこの本は、 関心を持ちながら、読む機会が無かったのですが、 秋にどうしても読みたくなって、買って読みました。 読み終わると、僕の経済の常識が白紙になり、 政治世界に対する造詣が、いくらか深くなりました。 この数年…

カルターニャからの手紙

先日カタルーニャ州の独立騒動を記事にしましたら、実際にバルセロナ近郊に住む友人から、 僕の知らないカタルーニャの近況や、そこに至った歴史について手紙をもらいました。 少し長いのですが、短く纏めるには知らないことが多いので、 個人的な内容を省き…

カタルーニャ州議会が独立宣言へ

スペインのカタルーニャ州が、独立すると言う、 僕らにはよく分からないニュースが、入ってきました。 日本の場合は、島国という隔離性もあってか、 国の一体性はかなり高く、一部の地方が独立するなんて、 あまり考えられないのが、大方の感覚でしょう。 沖…

情報過多は知を破壊する

先日行われた、イギリスのEU離脱国民投票で、 離脱派が過半数を取った後、混乱が生じているようです。 投票所で離脱を選んだ人が、やり直しを求めたり、 離脱を先導した人が、情報の修正をしたりしている。 様々な情報を示して、離脱した方が良いと説いて…

スコットランド独立への住民投票

最近の国際社会で、最も注目される大きな出来事のひ一つに、 スコットランドが独立するかどうかを問う、住民投票があります。 いよいよ投票日が来週の18日(木)に迫って、活発な議論が広がり、 今のところ予想では、支持の低かった独立派が増えていると…

資本主義による世界戦争

今世界中で起きている対立とは、何と何が対立しているのか? 「社会正義」VS「テロリズム」などという、わかりやすいものではなく、 「自由主義国家」VS「共産主義国家」でもなく、あえて言えば、 「金融資本主義」VS「人間的な暮らし」とでも言えるかも知…

みどりの行方

エコロ・ジャパン主催による夏季アカデミー 「ドイツ総選挙と環境・エネルギー政策の今後の行方」 に参加してきた。 司会・報告が代表の今本さんで、 ゲストが小野一さん(工学院大学助教授:ドイツ政治学) この20年間に飛躍的な躍進をしたドイツの環境政…