ニッポン教の信者たち

現在この国の多くの人たちが信じ込んでいる社会の価値観は、
僕から見ると奇妙なものが多く、相手をするのに辟易する。

 ○古い家は新しくしないと恥ずかしい!
 ○庭や田畑に草が伸びていると恥ずかしい!
 ○少しでも若く見えるのがいいことだと信じている!
 ○おカネを稼がずに遊んでいるのは恥ずかしい!
 ○たくさん稼いで高額納税する人は立派な人だ!

 ○長い肩書きのある公務員や議員さんは偉い人だ!
 ○元気なうちは一生懸命働かなくちゃいけない!
 ○自分で働けなくて保護を受けているのは恥ずかしい!
 ○ニートは恥ずかしくて正社員は立派な人だ!
 ○ブランド品に身を固めて高級車に乗る人は偉い!

こうした価値観を疑わずに信じている人はホントに多い。
これに対して、僕は真っ向から違うことを思っている。

 ◇古い家を大切に使えば豊かな時間が育まれる♪
 ◇人が必要な場所以外はなるべく自然に近い方がいい♪
 ◇人生経験を積んだ人は外見にも味わいがある♪
 ◇おカネは最低限必要な分以上はない方が健全だ♪
 ◇税金は少ない方が世界は破壊されなくていい♪

 ◇肩書きよりも周囲の人を思いやれるのが立派な人♪
 ◇疲れたら無理せずにのんびり暮らせばいい♪
 ◇社会的資産は生活に困っている人のためにある♪
 ◇その人の価値は日々をどう生きたかで決まる♪
 ◇生活を質素に優しい心根で生きる人になりたい♪

なんでこんなことを考えたかと言えば、今年のカンヌ映画祭
審査員特別賞に輝いた「殯(もがり)の森」の河瀬直美監督が、
「日本人は、~しなくちゃいけない!と思い込みすぎる」
と言われたのを聞いて、たしかにそうだと思い至ったのです。

この迷信はから抜け出せば、かなり幸せになれるでしょう。