蓮華畑と草布団

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最近の田畑の様子を、紹介しておきます。
上の写真は清水明の田んぼで、ようやく地温が上がり、
蓮華が満開となって、苗床の稲も芽を出し始めたところです。
まだ稲の種類によっては、危なっかしいところで、
あと1週間ほどで、全部生えそろうと予想しています。

生えそろってから、田植えが出来るようになるまでには、
さらに2~3週間必要なので、田植えは予定通り、
5月下旬から始めて、6月中旬までの作業になるでしょう。
今満開の蓮華は、それまでに全部刈り倒してしまい、
最終的には、稲の肥料になることになります。

蓮華は2年間にわたって種を蒔き、今の状態になり、
これで今年からは、種を撒かなくても自生してくれるはず。
今年は少し菜花の種を撒いて置いて、春の食用にしよう、
なんてことも考えていますが、まずは稲の状態が優先します。
蓮華は根粒菌があるので、稲作には良肥になるのです。

下の写真は頼成の畑の様子で、刈り取った草をベッドに、
夏野菜を植える下準備を、整えたところです。
こども園の子どもたちは、こうして草を敷くのを見て、
種のお布団を敷いている、と表現していたのをいただきました。
こうしておけば2週間ほどで、草は枯れて肥料になる。

農薬や化学肥料を使わないので、こうした草は、
大切な肥料になりますから、集めてきてでも敷き詰めます。
とは言っても、あまり草が多いと種まきも大変ですから、
7~8㎝の厚さにしておけば、次第に縮んできて、
種を撒くにも、ちょうどいい厚さになってくるでしょう。

昨日から一気に暖かい陽気となり、このまましばらく続けば、
田も畑も、まもなく初夏の彩りが本格的に始まります。
田んぼはもちろん、苗が育って田植えの準備に入り、
畑では夏野菜の定植が始まって、夏の風景が始まります。
暦を見ていても、立夏まであと少しになりました。