「心と体の疲れに効く 最高の食事術」

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笠倉出版社による、(楽LIFEヘルスシリーズ)の一冊で、
「心と体の疲れに効く 最高の食事術」を、読んでみました。
読みやすそうな、100ページに満たない本でしたが、
内容はよく整理されていて、視覚的にもわかりやすくなっており、
あまり多くの文字を読まなくても、要点がよく分かります。

もともと自然志向の僕は、疲れたら休めばいいと思うので、
食事に気を遣って疲れないようにして、頑張りたいとは思わない。
だけど現実の生活は、ゆっくり休んでなどいられないし、
次々にやることがあって、ともかく熟していくしかありません。
それを考えれば確かに、食事で疲れが軽減されるなら、
そのような食事をしていたい、と考えるのも自然でしょう。

そして読み始めたこの本の特徴は、視覚的であることで、
カラー写真もふんだんに取り入れて、イメージ的に理解できる。
詳しい内容を知りたければ、それなりの説明文もありますが、
全体に内容を理解するだけなら、視覚的イメージで読み進むだけで、
全体の概要は、簡単に分かるようになっているのです。

パラパラと全体を見てから、巻頭特集を読んでみましたら、
食事と疲れの関係が、チェックリストにして並べられていました。
絵カルタを並べたような、15のチェック項目をチェックして、
数に応じた診断を見てから、やっていいことと行けないことを見ていく。
すると寝酒はダメとか、大食いはダメとか項目別に解説されており、
良く噛んで食べる、朝起きたら1時間以内に食事を取るとも書いてある。

このあたりまでで、自分と疲れの関係がおおよそ見えてきたら、
次は詳しい説明で、栄養素別の疲れとの関係が書かれていました。
豚肉やビタミンBの効用から、アルコール、カフェイン、炭水化物、
甘いよりも酸っぱいもの、タンパク質、鶏胸肉、ヨーグルト、
聞き慣れないところでトリプトファンリコピンなどの解説もある。

さらには食事だけでなく、大切な生活習慣に付いての話もあり、
適度な運動習慣、いつもと違う脳の使い方をしてみる、15分の昼寝、
人と一緒に笑うこと、ぬるめのお湯で半身浴など勧めています。
興味深いところでは、右向きで寝ると自律神経への負担軽減とか、
すぐに眠れる「478」呼吸法など、試してみるのも良さそうですが、
そんなにうまくいくとは限らなくても、楽しめたらいいのかも。

そして最後に疲労軽減レシピが、美味しそうな写真入りで、
28種類載っていますから、これは是非試してみたいところです。
全体としては、あまり専門的にならない範囲で説明があるので、
結局は一通り全部読んで、それから台所にでも一冊置いておくといい。
疲れたらこの本を思い出して、一品作ってみればいいでしょう。