稲刈り始めました!

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出来が良かろうが悪かろうが、米の収穫は年に一度で、
秋には稲刈りを行い、脱穀や籾摺りが始まります。
今年も今日から、本格的な稲刈りを始めましたので、
これが11月の上旬まで続くのが、今年の収穫予定です。
今年の僕の田んぼは、田植えが順調ではなかったし、
そもそも蓮華の緑肥が、ほとんど全滅状態だったので、
最初から違和感を持って、始まった米作りでした。

いよいよ稲刈りですが、今日はコシヒカリの中でも、
最初に植えた箱苗のものだけを、刈り取りました。
これが何とも育ちが悪くて、背丈も低ければ分蘖も少なく、
穂の数も少ない上に、未熟米が多い感じで残念です。
これは蓮華の失敗によって、田んぼの肥料分が少なく、
その上に田植え時期に体調を壊して、田植えが遅れ、
手入れができなかったことが、最大の原因ではあります。

だけどそれだけではない、今年は異常気象が続いて、
気候的には何があってもおかしくない、そんな状況下で、
普段よりも手入れが必要だったのに、やらなかった僕が悪い。
それでも他の米の育ち具合を見たら、これほど悪くなくて、
どうやら自然農の稲から自家採取した、自然農米は、
悪い環境でも、それなりに良く育っているとも言える。
特に古代米は、例年とさほど大きな違いはなさそうです。

水を抜いた田んぼに入って、少しずつ稲刈りをしていると、
なんとなく心が落ち着いて、安心な気持ちになってくる。
家族3人の自家用米を、自然農で自給しているのは、
環境の悪化を少しでも減らしたい、と思っているからで、
化学合成洗剤や石化化合物は、なるべく使わない。
ついでに食べ物も、自然農による収穫を中心にして、
タンパク加水分解物などは、買わないし使わないのです。

今の世の中は、人々の不安を煽って余計な消費を促し、
健康ブームを作って、膨大な費用を医療と健康に使わせる。
天文学的に経済を膨らませながら、貧富の差を拡大し、
余計な出費を膨らませては、医療産業が果てしなく肥える。
そんな生活に満足していない僕は、機械や化学薬品には、
極力頼りすぎないようにしながら、自らの食べ物も自給して、
循環型の暮らしを求めて、ゆっくりと暮らします。