味噌造りが終わり

イメージ 1
分解した状態のミンサー
 
今年は黒大豆と青大豆で、それぞれ3.6㎏を、
麹4枚に粗塩1,240gを使って、味噌に仕込みました。
一日に両方やるのはきついので、大寒過ぎに青大豆を、
そして昨日黒大豆を仕込んで、今年の味噌仕込みは終わりです。
これだけあれば、家族で1年間の味噌は大丈夫ですし、
去年は特別にもう一回、3年間寝かせる味噌を仕込んであります。

塩の量は少な目なので、3年寝かせるのは心配なのですが、
思い切って瓶を使って仕込んだので、幸い今のところは順調です。
瓶は値段が高いし重いので、プラスチック樽を使うことが多いですが、
瓶を使ってみると、味噌が安定してカビも発生しません。
何がどう違うのか説明はできませんが、見れば一目瞭然として、
瓶の中の味噌は、いかにも名家の育ちの如くに収まりがいいのです。

今のところ姫はほとんど食べませんので、大人二人が使うには、
このくらいの量が、ちょうどいい感じで作っています。
しかしこれだけの量でも、慣れないときはけっこう大変で、
4キロの大豆を味噌に仕込むのに、半日掛かってぐったりでした。
一番大変だったのは、少し柔らかく煮込んだ大豆をすりつぶす課程で、
これをすり鉢とすりこぎでやると、2時間近く掛かったのです。

それがYahoo!オークションで、ミンサーを手に入れてから、
大豆を潰す作業は簡単になって、1時間で終わるようになりました。
前もって大豆を水に浸けてあけば、1時間かけて煮ている間に、
麹を塩切りしてミンサーを組み立て、合計2時間で終わるのです。
塩切りした麹に潰した大豆を合わせるのも、漬け物袋を使ってやれば、
台所をあまり汚すこともないし、手際よく作業ができます。

夏の梅干しなどは忙しい時期でもあり、できないこともありますが、
冬の味噌造りは暇な時期なので、一つの楽しみにもなっています。
去年は大豆作りに失敗して、大豆が自然農産ではないのは残念ですが、
細かいことは気にせず、方向性さえ見えていれば良しと考える。
この程度の“てきとう”さが、気楽に暮らす秘訣だと思うし、
幸せな日々の暮らしも、この延長上にあるのだと考えているのです。