金沢井波線にバスを走らせる

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二俣経由の道路が拡張舗装されて、金沢井波線が快適になり、
ここにバスを走らせようとする運動が、5年前に始まりました。
そして北陸新幹線の開通に合わせて、関西方面への不便を解消する、
と言う名目もあって、バス運行の実証実験が行われることになりました。
運行は3月1日から、一日8便の予定になっていますが、
昨日はそれに先だって、貸切体験バスがあったので乗ってみました。

金沢へは自家用車で40分くらいですが、バスだと1時間くらいで、
駐車場料金のことを考えると、一人ならバスの方が安価です。
家族で行くなら、自家用車の方が便利で安いのですが、
今回は体験バスが無料でもあったので、一度乗ってみておいて、
バスを使ったときの利便性や快適さを、チェックしてみたのです。
今回は貸切バスが観光用のハイデッカーで、是席が高かったこともあり、
普段は見られない風景が見えて、快適なバスの1時間でした。

定期運行になると、通常のノンステップバスになるようなので、
この快適さが味わえなくなるのは残念ですが、仕方がないでしょう。
井波の旧駅前を出たバスは、福光駅前と二俣を経由して、
およそ1時間15分で、金沢駅西口のバス駐車場に到着です。
今回は金沢で2時間しかないので、僕らはいくつか調べ物をして、
そのあとは百番街に入って、たくさんのお店を見て回りました。

さすがに織物や染め物はきれいなものが多くて、目移りしましたが、
今回は買う予定もないので、食事処の連なるエリアへ移動です。
こちらも海鮮物を中心に、美味しそうなお店が並んでいましたが、
思い切り美味しそうな海鮮物を食べるには、やっぱり値段が高すぎます。
ひとり千円を目安ににして、いくつかの候補を選びましたが、
一番美味しそうに思えた海鮮物の千円ランチは、人が並んでいたので、
ゆっくり食べられそうな、“すずめ”のランチをいただきました。

この“すずめ”は、豆餅が美味しいと有名なお店ですので、
ランチの他に塩豆大福と、定番の豆餅も少しだけ買っておきました。
ついでに店の商品を見ていたら、おひな様用の菱餅が本物の餅で、
三色きれいな菱形に重ねてあったのが、なんだか気に入って買いました。
ランチも美味しかったし、店員の接客もいい感じでしたから、
2時間の見学も、気持ちよく終えてバスに戻りました。

このバスの定期運行実証実験は、3月1日から7月末まで、
井波始発で金沢まで運行したあと、8月~11月まで城端始発で、
12月~来年3月までは福光始発で、行われる予定です。
その結果の利用状況を見て、来年4月からの本運行が決まり、
ルートと本数も、これによって決めるのだと聞いています。
井波からの乗客が多ければ、井波始発になるのですから、
少しでも多くの人が利用して、井波始発にしてもらいたいものです。