手作り豆腐(生絞り法)講座

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肉や魚を使わない豆と雑穀の料理講座、12月は豆腐作りです。
このところNHKでも、豆腐を取り上げた番組が続いていますが、
番組ではあまりにも簡単そうに纏められていて、実感がわきません。
その点で地元の料理教室では、直接自分で出来るのがいい!

というわけで、僕らの講座の豆腐作りも人気があるのですが、
この豆腐作りが人気のあるもう一つの理由は、無駄がないこと。
講師の西井満理さんが、食材を無駄なく美味しく利用してくれれます。

今回の講習では、黒大豆を使って普通の型豆腐を作り、
白大豆ではおぼろ豆腐、青大豆ではザル豆腐を作ったのですが、
それぞれ出てくる、豆腐を絞ったあとの、おから料理が絶品でした。

(A)おぼろ豆腐のお汁
(B)おからボールのトマト煮
(C)温野菜の卯の花あえ
(D)おからパウンドケーキ

今日は豆腐作りそのものではなく、(C)を紹介しておきます。

【温野菜の卯の花あえ】(写真中央)
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材料:おから=120g、香味野菜=60g
   にんにく=小1片、オリーブオイル=大さじ1
   塩=少々、お好み季節の野菜=好みの量

ドレッシング:柑橘類の絞り汁=大さじ2
       オリーブオイル=大さじ2
       塩=小さじ1/2、
       醤油、胡椒、それぞれ少々

(1)季節の野菜は下調理(切る、茹でる、蒸すなど)しておく。

(2)フライパンにオリーブオイルと刻んだニンニクを弱火で熱し、
  ニンニクが少し色付いたら、おからを加えてパラパラになるまで炒め、
  火を通す。塩少々で下味を付ける。

(3)ボウルにドレッシングを合わせておき、(2)を入れてよく混ぜ、冷ましておく。
  ※ パラパラした食感が苦手な人は、水50ccに片栗粉小さじ1弱を、
  よく溶いて火にかけ、混ぜてとろみがついたものを冷ましてあえる。

(4)冷めた(3)に、細かく切り刻んだ香味野菜を混ぜ、(1)の野菜をあえる。
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季節の野菜を工夫すれば、様々なバリエーションが出来るでしょう。
特に青大豆のおからは色がきれいなので、新年や春先にもお勧めします。

講師の満理さんがもっとも多くおからを使うのは、(D)のケーキだそうです。
お子さんがいるので、おかずよりもケーキで食べることが多いそうですが、
リンゴのすり下ろしやドライフルーツを使って、砂糖は一切使わないので、
どんなお子さんにも、安心してたくさん食べさせられるだろうと思いました。

今回は、おからの利用にいくつものパターンを実践したので、
予定の時間を大幅にオーバーしてしまいましたが、参加者からは好評でした。
やっぱり食べ物は、自分で納得して作れるものを中心にしたいですね!