豆腐作り

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大豆と雑穀に親しむ、シリーズ講座の第三回は、
豆腐作りと、おから利用料理の講習でした。
講師は、「まみあな」でお世話になった西井満理さんで、
大豆は普通の大豆の他に、青大豆も使い、
四角い木枠を使った型豆腐と、ザル豆腐を作ります。
今回は絞るときに加熱しない、生絞り製法です。

細かいレシピは書きませんが、簡単な手順を紹介します。

木綿豆腐3丁(大豆450g、にがり25cc。水1.4リットル)

(1)大豆はよく洗い、3倍の量の水に一晩浸けておく。
(2)大豆:浸し水が、1:1の割合でミキサーにかける。
   ※ こうして大豆を磨りつぶしたものが「呉」

(3)呉を袋に入れて絞り、絞ったものが豆乳、袋に残ったものがおから。
(4)水1.4リットルを使い、おからを数回に分けてもう一度絞る。
   ※ なるべくよく絞って豆乳にして、おからの分を減らします。

(5)生豆乳を鍋で一度煮立て、差し水をして焦げ付かないように中火で、
   再度煮立ったら、焦げ付かないように弱火で5分ほど煮る。
(6)にがりを倍量ほどの水に溶いておく。

(7)鍋の火を止めたら、75℃に冷めるのを待って、
   木べらで静かに回しながら、にがりを入れる。
   ※ 温度が急に冷えないように、必要なら極弱火を使う。
(8)鍋の中で、黄色っぽい澄んだ水とふわふわした豆腐に分離する。
   ※ ここで食べるのが、おぼろ豆腐

(9)出来た豆腐を、濡らした木綿布を敷いた型かザルに流し込む。
   すぐ食べるなら、軽く重しをして10分ほど置く。
   自然に水を抜くなら30分ほど置く。
(10)型豆腐の場合は、水の中に入れて型を外し、にがりを抜く。

なお、ここで出たおからは加熱していないので、
かならず加熱処理をしてからいただきます。

豆腐制作と平行して、
○おからの含め煮(ニンジン、ゴボウ、ネギ、油揚げ、ヒジキ、だし汁)
○豆腐のあんかけ(花カツオ、干し椎茸、昆布、塩、醤油、片栗粉)
○おから汁(ネギ、油揚げ、味噌、だし汁)
○おから入り里芋団子(里芋、片栗粉、塩、みりん、醤油、油)

これだけのものを作るのに、少々時間がオーバーしたけど、
出来上がりは上々で、4種類の豆腐も美味しくいただきました。
写真は、豆乳を絞っているところを、興味津々で覗き込んでいる女の子。
子どもはなるべく、お母さんがやっていることを見せるといいですね!