ベルマーク寄贈

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富山県内で活動する、ポットラックアクションプロジェクト、
と言う団体から、ベルマークを寄贈していただけることになりました。
寄贈先は寺子こども園ですが、寺子は小さなこども園ですから、
3年ほど前からベルマークを集めていますが、あまりにも量が少ない。
いつになったら何か買える点数が貯まるか、見当も付かなくて、
このまま何も買えないで終わることも、考えてしまいました。

ところが、僅かに仕事をお手伝いしているNPO法人PCToolのご縁で、
このプロジェクトを実行されている、林さんを紹介していただき、
今年のベルマークを寄贈していただける、と言うことになりました。
プロジェクトは主に、高岡方面で活動されることが多いにも関わらず、
今回はわざわざ、井波まで来ていただいての贈呈式となりまして、
代表はじめ5人のメンバーが、寺子こども園まで来ていただけました。

子どもたちも大喜びで、みんなでカートリッジの箱を運び込み、
5人のメンバーの前で、歌ったり踊ったりで歓迎したのです。
ポットラックの人たちは、既に仕事をリタイアした人で、
ちょうど孫を見るような優しい眼差しで、園児を見てくださいました。
園児たちもそれに応えて、みんなで楽しい時間を過ごせましたし、
またこれをご縁に、新しい繋がりが広がればいいと思います。

これだけのベルマークで何が買えるか、まだ分かりませんけど、
何が購入できるかよりも、こうした人の心が何よりも嬉しいのです。
特に認可外保育の「こども園」では、公的な運営費は無いに等しいので、
毎年運営には四苦八苦しており、こうした援助はありがたい。
それもこうして直接来ていただけることは、子どもたちにとっては、
自分たちが見守られていると勇気づけられ、元気になれるのです。

瑞泉寺門前町として、他には見られない寺子の形を守って、
仏教と自然の教えを基に、元気よく外で遊び回る子どもたちの姿。
これこそ僕らの未来へ続く宝物ですが、行政をはじめとする社会的には、
彼らがコントロールできる認可が、様々な支援の重要な条件なのです。
彼らにはコントロールする権限が与えられ、様々な指示を与えることで、
自由ではなく、管理された未来社会を作っていきたいのでしょう。

自由に生きられることは、人類が獲得を目指している大きな宝ですが、
誰かの自由は、他の誰かにとっては面白くなかったりするようです。
そうした「我欲」のすべてを超えて、すべての人の「より自由」を目指す、
御仏の救済とはそう言うことではないか、と考えたりするのですが・・・
ともあれ人々に膳の心がある限り、制約されることのない自由によって、
より多くの人が幸せになることを、祈らずにはいられないのです。