しだれ梅

イメージ 1

このところ、花粉の所為だと思うのですが、
鼻が詰まるし水洟が出るし、目がシバシバして、
咽がイガイガしく、咳と一緒に痰まで出ます。
そんな状態でも、仕事はしなくてはならないし、
市民活動も、疎かにしたくないと思っているから、
誰に求められるわけでもなく、つい無理をする。

こんな時に、家族との関係がうまくいかないと、
ドッと疲れが出て、頭もうまく働かないし、
実際に頭痛もするから、良いことなんて何も無い。
それでも誰かが頑張って、世の中には良いこともあり、
まちづくり推進においては、中間支援組織ができて、
念願だったコーディネーターも、設置されると聞いた。

世の中は、個人が思うようには行かないとしても、
長い目で見れば、確実に良いことが増えてきています。
相対的貧困の問題がある、とは言ってみても、
飢餓に苦しむような貧困は、確実に減ってきており、
若くして亡くなる人は、以前とは格段に減っています。
全体的に見れば、人類はよくやっているのです。

それならそれで、僕は努力することを休止して、
しばらくのんびりするのも、良いかなと思ったりする。
自然環境から見れば、ひどい状態が進んでいるけど、
これは僕の手に負えないので、ちょっと距離を置いて、
自分だけでも自然に近しく生きながら、様子を見る。
春のけだるさを、自分のものにしてみましょうか。

これだけ暖かいと、春の景色も見たくなりますが、
まだ砺波平野では、それはちょっと難しそうなので、
ネットで春の景色を探したら、こんなのを見つけました。
枝垂れ桜ならぬ垂れ梅で、そう言うものがあることも、
今まで知らずにいたので、ちょっとした驚きでした。
この圧倒的で幻想的な風景は、春に相応しい!

僕ら人間は、何のために産まれてきたのかと言えば、
美しいものを見て感動し、心地よい音色にうっとりする、
すなわち五感を持って、世界を味わうためではないか?
自然は複雑に進化して、多様で高度な世界を築き、
それを味わう、幸せな能力を持った人間を育ててきた。
ここに僕らは、絶頂期を迎えているのかも知れない。

この幸せに包まれながら、緩やかに滅ぶのか?
それとも感極まったさなかで、パッと散るのか?
未来には、そうした選択肢があるのかも知れない。
だとしても僕らは、日々を粛々と生きるしかないので、
どう生きるかが、個々人の最大の課題となります。
世界がどうあろうと、揺るぎない道を・・・