いくつになっても男と女

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「男女性より個性が大切!」と言うのが、
男女共同参画に関わった、僕の結論でした。
それでも男と女は、やっぱり違う傾向があって、
一緒にいても、違う事を考えていたりします。
男同士でも女同士でも、違う事は考えるでしょうが、
もっと大枠において、男女はやっぱり違っている。

「男はリビドーに突き動かされるが、女はそれがない」
と言ったのは、IMFのラガルド専務理事でした。
様々な性的嗜好があるし、多くの個性があるとしても、
確かに多くの男性が、リビドーに突き動かされます。
半数近い男性において、性衝動を押さえがたい時があった、
と言うのも、自分のこととしてもよく分かるのです。

このリビドーがなければ、人生に対する意欲も薄れ、
穏やかではあるけど、つまらない人生になるかも知れない。
男にはリビドーがあるから、意欲的に活動するし、
女性を求めて命がけの決闘も辞さない、となるのです。
穏やかな幸せだけなら、結婚も望まないかも知れないし、
強いリビドーによってこそ、人間社会は成り立ってもいる。

上の図は、20代~60代の男女1,349名を対象に、
付き合いたい異性の年齢を、アンケートしたものです。
これを見ると、女性は20代~60代まで広がっているのに、
男性はほとんど、20代と30代の女性にしか興味がない。
僕の勝手な想像ですが、40代50代の女性になると、
家庭人として見えるので、性的恋愛対象にならないのです。

さてしかし、20代30代の女性に向かっていた、
男のリビドーが衰えたとき、男は違う人間関係を求めます。
穏やかで信頼できる、仲間としての人間関係であり、
かつてのリビドーを懐かしんで、共有できる相手が良い。
ここへ来て初めて、同年代も悪くないと思われて、
女性とは違う感性で、落ち着いてくるのです。

最近80歳の高齢で、精力的に会社経営をする人は、
美女との会食が大好きで、これもリビドーかも知れない。
と考えるなら、リビドーもまた重要な個性の一部で、
実際にセックス出来るかどうかは、別にしても、
性的な欲求によって、生命力を高めている気がします。
命ある限り、男である感性は大切にしたいと思うのです。