子どもたちと共に
寺子こども園ができて以来、子どもたちに、
自然農の指導をしていますが、これが楽しい。
昨日は、遅れていた脱穀と唐箕掛けをして、
これでようやく、今年の田んぼ作業はお仕舞い。
お天気も良かったので、子どもたちは楽しそうに、
足踏み脱穀機や、手回し唐箕機を使っていました。
いろんな作業を、順番に体験するのですが、
子どもたちは何をするのも、楽しそうにやる。
大人がやるようには、うまく出来ませんし、
そもそも力が足りないので、止まったりする。
大人はどうしても、うまくやろうとするあまり、
余計な手伝いをして、子どもをスポイルする。
だけど園長のゆかさんは、なるべく手伝わずに、
子どもたちの力だけで、ともかくやらせる。
失敗したら、手伝ってやり直しをさせるから、
子どもたちは失敗を覚え、成功目指して頑張れる。
素人の僕なんか、失敗させないようにするから、
子どもの本当の力を、引き出せないのです。
もう何年も、寺子こども園の活動を手伝って、
その都度学ぶこと多く、楽しませてもらっている。
自然農だって、楽しいことばかりではないけど、
人間の原点のような処で、人と繋がれるのがいい。
そう思って、もう十数年も続けていますが、
生きていることのありがたさが、心底身に染みる。
脱穀と唐箕の作業が終わると、ワラを運んで、
田んぼに戻すのですが、それも遊んじゃっている。
ワラを敷き詰めて、そこに寝転がって休み、
すっかりくつろいでいるのが、上の写真です。
子ども心に今日は頑張って、休憩するのでしょう、
その表情が、心から楽しそうで嬉しくなります。