やや不作ですが・・・

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再三報告しているとおり、今年の稲作は準備段階から、
まず緑肥の蓮華がほとんど芽を出さず、おかしな年でした。
理由は分かりませんが、苗だけは順調に育ったので、
慣れない学校の仕事をしながら、田植えを始めました。
ところがその頃に体調を崩し、沖縄行きが迫っていたことから、
ともかく田植えを済ませましたが、その後の手入れができていない。

沖縄から帰ってみると、稲の生育は例年よりも遅くて、
どういうわけか草の勢いだけは、例年よりも力強いのです。
それから草刈りを始めましたが、後手後手で追いつくことなく、
草刈りを終えた頃には、稲の育ちの悪さだけが目立ちました。
とは言っても、出来が悪ければ悪いなりに作物は育つので、
今年は多くを求めずに、ともかく収穫できることを感謝して待つ。

そして10月になってから、稲刈りを始めたのですが、
やはり分蘖が少なかった分だけ、収穫も少なくなっていました。
後から植えた古代米の方は、そうでもないのですが、
最初に植えた箱苗コシヒカリは、去年の7割程度の収穫です。
これから本格的に、稲刈りや脱穀・唐箕と続きますが、
古代米の方も、豊作だった去年の8割程度の収穫予想です。

これを残念と思うのは簡単ですが、今年は異常気象でもあり
これだけの収穫があることは、感謝すべきなのかも知れません。
田植え時期の混乱を反省して、来年は沖縄行きを遅らせ、
田植えとその後の手入れを、しっかりやってから行く予定です。
異常気象は来年も続く可能性が高いので、何が起きるか分からず、
単純な予測は困難ですが、自分がやるべきことは分かっている。

半生を掛けて築いてきた自分の生き方を、大切にしながら、
人生の終盤に得た家族を大切にして、生ききるしかありません。
今は自然農と学校仕事と市民活動と、三足のわらじがありますが、
これもあと数年内には、減らしていかないと身体が持たない。
いつの間にか自分が、そんな年齢になっていることを自覚して、
より良い人生を生きようと思う、今日この頃なのでした。