規模は大切な問題です!

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昨夜、協働のまちづくり推進会議において、
市長への「提言書」案が、皆さんに示されました。
主な提言は、「まちづくり人材バンク」の作成と、
小規模多機能自治の運用規模適正化、の二つでした。
ところがこの、運用規模適正化については、
議会で承認されたところだから、時期がまずい、
と言うので、今回は見送られる可能性が高くなりました。

規模適正化については、協働のまちづくりを始めた当初から、
問題視されていたことですが、棚上げされた格好だった。
今回は、小規模多機能自治を協働のまちづくりの根幹にする、
と言うことなので、規模の問題が重要な鍵になります。
そこであらためて、運用規模の適正化を提言したかったのですが、
議会で承認されたところなので、問題にしないで欲しいと言う。
僕は納得できなかったのですが、規模が問題であるなら、
その根拠を示せと言われて、答えることはできませんでした。

現在僕らのグループでは、意見交換を進めているところで、
PTA2回、女性会議、子ども会議の合計4回の意見交換を行い、
まだその内容をまとめて、結論を出すまでには至りません。
しかしながら、個人的な実感として規模の問題が大きいと感じ、
だからこそ「小規模多機能自治」が、出てきたのだと理解します。
それならこの時期に、当初からの課題であった規模の問題を、
再度クローズアップするのが、僕らの役目だと思った。

しかし残念ながら、そうした意見はまったく出てこなくて、
議会とも歩調を合わせ、規模の問題は持ち出さないことになる。
議会は何故、小規模多機能といいながら規模の問題を棚上げする、
と言うおかしなことをやっているのか、理解に苦しみます。
とまあ愚痴を言ってもしょうがないので、提言書案における、
「小規模多機能自治の運用規模適正化について」がどんなものか、
以下に記して、少しでも多くの人に考えていただきたいと思うのです。
公開の会議で配られた文書なので、読んでみてください。

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 南砺市では、平成29年度に各自治振興会をまわり、「地域づくり勉強会」を
開催してきた。しかし、参加者が区長や団体の役員等で占められており、一般市民、
特に若い世代や女性の参加が少なかったように感じられた。

 市内の自治振興会については、旧小学校区単位で組織されているが、最小で約
130世帯、最大で1,700世帯と10倍以上の差がある。

 組織が大きければ大きいほど、地域住民まで情報が届かないまま、既存組織の
役員主体での決めごとになりがちである。地域づくり勉強会がその例であり、
地元住民は開催されていることすら知らないといった意見も聞かれた。

 まちづくりの基本原則は、市民が主体となって進められるものとされており、
情報がきちんと伝わり、市民の意見がきちんと届けられることが重要なことであり、
小規模多機能自治のスタートにあたり、適正規模の見直しについて再考を求めたい。
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皆さんのご意見を、お聞かせください。