南砺幸せなまちづくり創生 総合戦略 推進委員会
(南砺市の部長クラスが勢揃い)
先週金曜日に行われた、南砺市の総合計画を検証する委員会ですが、
「幸せなまちづくり創生」という、響きのいい言葉に引かれてしまって、
ついつい公募委員に応募してしまったことを、少しばかり後悔しています。
会議は平日午後の1時間半で、事前に送られてきた資料を含めて、
大量の資料に目を通すことになり、これだけでも大変な作業なのですが、
様々な説明の後に委員ができたのは、各項目の疑問点を述べるだけでした。
公募委員2人を含めて、委員会のメンバーは10人でしたが、
そのうち2人は委員長と副委員長になり、一人欠席でしたから実質7人。
それに対して市側からは、市長、副市長をはじめ部長課長係長が15人で、
かなり重々しい雰囲気でしたが、委員からの意見は活発に出ました。
しかしあまりにも時間が短くて、7人の委員が意見を言っただけで時間超過、
意見交換とはいいながら、市側からは何の返答もないまま終わったのです。
検証項目は体系として4分野あり、具体的な検証として38項目あって、
さらにいくつものイベントや数値目標を、評価する必要があります。
これだけの内容のことを評価するには、意見交換の時間はまったく足りなくて、
あとは自分で市の内部評価資料を参考に、自分で考えるしかありません。
大変なことを引き受けてしまったな、と思いながらやりがいもあって、
常日頃思っていることを、少しでも評価として表明しておきたい。
全体を通して貫かれている大きな課題目標は、人口減少対策で、
これに関しては、人口ビジョン進捗状況に関する詳細な報告もありました。
僕からは主に若い人の意識として、南砺市に不満がある人が出ていった後に、
満足度が高くなるのは当然で、問題をとらえていないことへの不満と指摘。
さらに表面的な有効求人倍数ではない、60歳以上の人や内向的女性における、
求職と求人のアンマッチを、解決する手立てを考えて欲しいと言うこと。
公共交通機関の利用者が増えない点も、市民生活のニーズに合っていない、
具体的に通勤や通学に利用できないのでは、車社会からの脱皮は難しいと指摘。
この公共交通機関に関しては、以前に改善をお願いしているので、
その後どうなったかを聞きたかったのですが、回答はありませんでした。
そのほか僕以外の委員も、多くのことを質問されたように思いますが、
市側からの回答がないまま終わったのは、とても残念な気がします。