立秋ですが・・・

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昨日は大雨の注意報が出た、雨予報の日でしたが、
少なくとも南砺市井波には、まったく降りませんでした。
今日は立秋となって、降りそうで降らない曇りとなり、
気温だけはかなり下がって、8月下旬の温度だとか。
外にいても、仕事をせずに風に吹かれていると涼しくて、
まさに秋の気配を感じる、立秋の日となりました。

少しは雨が降ってくれないと、畑の作物が危ない状態で、
街のあちこちでは、いろんなものが枯れ始めています。
こう暑くて乾燥した気候だと、砂漠化が進行して、
地球環境は、取り返しのつかないことになるでしょう。
米国科学アカデミーにおいて、発表された警告によると、
まもなく地球は、危険な温室状態になりそうだとか。

そしてドイツのポツダム気候影響研究所の発表です。
化石燃料による大気汚染が、このまま続いたなら、
今世紀中に地球の平均気温は、過去120万年間の、
どの間氷期よりも、高温になると言うのです。
これって相当にヤバい、恐ろしい事態と言えるでしょう。

「平均気温が2度上昇すると、重要な転換要素が活性化され、
 気温がさらに上昇して、他の転換要素がドミノ式に活性化する。
 地球全体がさらに高温になって、温室化してしまえば、
 地球はもう、人が住める場所ではなくなってしまう。」
論文は、地球の世話役として人間は今すぐに生活スタイルを変える
必要があると強調し、ゼロエミッションへの転換を求めています。

今年僕らが経験した、前例のない猛暑や豪雨や大雪は、
明らかに、地球の温暖化が転換点に近づいていることを示す。
この危機を乗り越えるには、エアコンの室内ではダメで、
人類の活動自体を、低エネルギーのゼロエミッションへ転換する。
根源的にそうした暮らしが可能な、社会作りから始めて、
人間の幸せを見つめ直すことが、必要になってくるでしょう。

秋の気配を感じながら、僕が立秋の今日考えたことは、
人類とは何か、自分とは何か、そして文明とは何かってこと。
膨大なエネルギー消費による、有り余る欲を満たす社会は、
もう時代に合わないどころか、未来を壊すものでしかない。
そうした認識を共有することから始めて、新しい生き方を求め、
人の幸せが何かを、今こそ考える必要があるでしょう。