何を食べさせるか?

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こども園給食の参考画像)

人は食べたものによって、作られるわけですから、
何を食べて暮らすかは、生活における大きな課題です。
特に子育てにおいては、食べ物や食環境が大切になるので、
こども園においても、食育の考え方が大切になってくる。
寺子こども園においても、食育は大切な要素として、
毎日の給食献立にも、とても気を遣われています。

僕も食べ物には関心があって、だからこそ普段から、
自然農をやっており、こども園でもお手伝いをしています。
畑で無農薬の野菜を作るところは、多いと思いますが、
米まで無農薬で作るところは、滅多にありません。
と言っても、こども園で使うお米の全部は賄えないので、
収穫の記念に食べる程度ですが、自然農で米作りもします。

そんな寺子こども園の、4月に配布されたプリントに、
「給食室から」と題して書かれた、こんな案内文がありました。

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・できるだけ地元の食材を使用し、安心・安全な給食作りを心がけています。
・加工食品や化学調味料は使いません。
・野菜中心の給食です。乳製品は使いません。
・寺子の田んぼや畑で作った自然栽培の米や野菜、寺子で育てている烏骨鶏
 卵も給食で使用します。

・魚もできるだけ地元のものを使用します。魚屋さんにおつかいに行って生きて
 いる姿を見たり、捌くところを見せてもらったりしています。
・食器は陶器や木製のものを使用しています。
・食事作りに関わる機会として、月に一度クッキングの日があり年齢にあった
 調理作業をします。
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実際毎月一度はクッキングの日があり、姫も包丁を使いますし、
魚屋さんでの買い物は、お気に入りのイベントになっているようです。
給食の献立を見ると、内容もよく考えられていますから、
我が家の姫は家で食べない野菜も、給食では全部食べるから凄い。
妻は家でも野菜を食べて欲しいようですが、子どもの頃に好き嫌いが
多かった僕としては、給食だけでも全部食べるのはありがたい。

姫を連れてスーパーなどへ行くと、どうしてもお菓子に目が行くし、
あれこれ欲しいものが出てくるけど、やっぱり身体に良いとは思えない。
甘味砂糖の取り過ぎや、乳製品の取り過ぎなどは控えたいし、
タンパク加水分解物など、極力避けたいものを含んだ食品は買わない。
毎日使う醤油や出しつゆなど、そうした選別をして品物を選ぶと、
あるスーパーでは、まったく見つからないことにも驚いてしまいます。

核家族の我が家3人だけでは、とてもできないような食育を、
寺子こども園の給食で、しっかりやっていただけるのは有り難い。
今年は全員で10人になると聞いていますし、年長さんは一人だけで、
姫はみんなのお世話役になるのですが、果たして務まるかどうか。
道が間違っていない限り、いろんな経験を積むのはいいことですから、
この貴重な体験を活かせるように、頑張って欲しいと思うのです。