味噌造り・お手伝い

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毎年我が家の味噌造りは、黒大豆と青大豆で作りますが、
この何年かは、作りすぎで使い切れていません。
そこで今年は、黒大豆は煮豆として使うことにして、
青大豆だけを味噌にして、三年味噌にすることにしました。
もちろん美味しかった瓶仕込みに味を占め、今年も瓶仕込み、
と思って準備していたのに、瓶を割ってしまいました。

風呂場で洗って、台所へ持ち込むときに手が滑って、
落としてしまい、あっけなくパカンと割れてしまったのです。
新たに瓶を買っても良かったのですが、すでに仕込みを初めて、
大豆が茹だっていましたから、今回は瓶をあきらめます。
またどこかで、瓶の掘り出し物を見つけるまでは、
プラスチックの樽仕込みで、我慢することにしました。

でもって味噌造りを始めたら、姫が手伝いたいと言います。
寺子こども園でも、園児みんなで作っていますから、
少しは知っているのですから、手伝えないことはないでしょう。
そう思ってお手伝いをお願いしましたが、知っているだけあって、
実に熱心に手伝うし、楽しそうによく働いてくれました。
ミンサーを回して豆を潰すときなんか、主役になって頑張った。

時々ママも手伝いましたが、半分以上は姫がやって、
その上に潰した豆を運んだり、つまみ食いしたりで大忙し。
顔を真っ赤にして、暑い暑いと言いながら頑張って手伝って、
麹の塩切りや、樽に仕込む投げ込みも手伝ってくれました。
以前から何をするときも、手伝いたがる姫でしたが、
実際にこれほど役に立つことは、初めてかも知れません。

お手伝いをすることは、大切なことだと思うので、
役に立たないと思うときも、なるべく少しは手伝わせます。
今まではたいがい、すぐに飽きて邪魔になるばかりだったのに、
今回の味噌作りでは、熱心に手伝って役に立ってくれた
そう言えば2週間前に5歳になって、今までとはひと味違う、
もうすぐ年長さんになるので、頑張れるようになったかも。

こうして少しずつ大きくなって、いろんな事が出来て、
やがて親を必要としなくなれば、それが大人になると言うこと。
それまでは精神的支えとなりながら、いろいろ邪魔されても、
根気よく一緒に生きていくのが、親の役目なのでしょう。
僕に子育てを示してくれた山浦のパパさんは、どんな時も、
本音で子どもたちと向き合いながら、一生懸命だった。

僕は自分の父親とは、ほとんど話をしていないし、
少しは話が出来るようになった頃には、父が他界していた。
だけどその分を、山浦のパパさんが示してくれたので、
この年になっての初めての子育ても、慌てることはないのです。
子どもは、これでもかこれでもかと親を試してきますから、
受け止められる限り受け止めて、相手をしてやればいい。

そして寺子こども園や、どこかへ連れて行ったときは、
上手に良い子が出来ていれば、それが社会性を身につけた証。
家では出来なくても、それでストレスを発散していたり、
甘えることを受け入れてもらって、安心しているのでしょう。
そしてお互いの信頼関係があれば、やがて自立しても、
いい家族関係を維持できる、と僕はそう思うのです。

(今回の仕込み)ーーーーーーーーーー
        青大豆 3.8㎏
         粗塩 1.5㎏
          麹  4.5枚
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