1本の苗が40本に分蘖

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(クリックすれば、少し大きく見られます)
米の収穫で、稲刈りの最後はミドリ米でした。
6月に1本ずつで植えた、自家育成の苗は、
4ヶ月半で見事に育って、この通りの分蘖です。
試しに数えてみると、少ないものでも30本以上、
多いものでは40本以上に、分蘖していました。

その他の種類は、ちゃんと数えてはいませんが、
ほとんどの品種で、30本は超えていたように思う。
今年に限っては、そのくらいによく育っていたし、
最終的な収穫量も、例年よりも多くなっているでしょう。
これが僕の自然農、15年続けてきた成果です。

頼成で10年続けて、新たに清水明に田んぼを借りて、
その新しい田んぼも、今年で5年目になりました。
毎年肥料こそ使いませんが、周囲の草を田んぼに入れて、
去年一昨年は、緑肥に蓮華も育てて使いました。
その成果が今年の収穫で、天候も味方したのでしょう。

単位面積あたりで計算しても、今までで一番多いし、
そもそも健康で元気な稲の姿が、見ていて気持ちよかった。
そして収穫してみたら、この大量に数の分蘖です。
今年から高齢者になった僕に、ご褒美のように稲が育ち、
これが僕の自然農のピークかな、と思ったりします。

無農薬・無化学肥料で、有機肥料さえ使っていない、
ただひたすら草を増やしただけで、これだけの稲が育つ。
環境を壊すことなく、こうして収穫を得ることが出来るし、
機械も使っていないので、エネルギーも循環型で済む。
小さなエネルギーで済むことが、大きな成果でした。

10月はひたすら、収穫に追い立てられましたが、
それもほぼ終わりが見えてきて、あと10日くらいで、
米の収穫はほぼ終わり、あとは豆と雑穀だけになる。
結局収穫が終わるのは、今月末になりますが、
先が見えてきたのだから、苦労も喜びに変ります。